JICA海外協力隊の世界日記

ライフ・オブ・カリビアン

演劇プロジェクト(①準備編)

私は、週1コマで「地域交流」の授業を持っています。

施設の少女たちが地域に出向き、ボランティアを行うというもの。

今学期は、施設少女たちのアイデアをもとに、

近隣小学校と連携した演劇プロジェクトを行うことに決定。

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この小学校はスラムにあり、

施設に来る少女の一部も、この地域の出身。

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トタンの家、銃弾の跡、「警察殺す」の落書き、たむろする若者。

頻繁に殺人や銃撃が起こり、

低学年から麻薬はよくあること、

学校に子供が密造銃を持ってきたり、

なんてこともあるそうです。

(私は安全な道を通っています。)

一緒にプロジェクトを行う小6クラスは、

大半の子が教室から出歩いてしまうし、

手が出る子も多く、出席も不安定。

日本で言えば、非常に学級崩壊の状態です。

地域を知る担任の先生は、

「日々、地域や家庭で暴力を受けている子供が本当に多い。

学校は子供にとって唯一の天国。

勉強どころでなく、学校ではとりあえずお腹を満たして、

リラックスしたいのよね。」

と言います。

そんな小6クラス18名と施設少女6名、

3ヶ月、全14回で行うプロジェクトです。

演劇のテーマは「セントルシア・イースターの今と昔」

子供たちが、脚本、演出、道具、音響、広報など、全て一から作ります。

まずは、子供たちが近隣の老人ホームを訪れ、

お年寄りが昔どんな風にイースターを過ごしていたかインタビュー。

少女たちは、前回プロジェクトで訪問していた老人ホームへ。

(前回プロジェクト:http://world-diary.jica.go.jp/miuramaiko/activity/post_22.php)

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寝たきりの状態で一生懸命話してくださるおばあさんも。

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小学生も、近所の別の老人ホームでインタビューを行います。

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インタビュー後は、少女たちと小学生が集い、

インタビューで聞き取ったことを共有します。

それをもとに、班に分かれて、脚本の大筋を考えます。

動物、天使、悪魔、お年寄り…色々な登場人物のアイデアも出ました。

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小学生と考えた大筋を脚本にするのは、施設の少女たち。

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時には実際に演技をしてみながら、台詞を考えます。

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全員からのアイデアと、少女たちの頑張りで、脚本完成。

そして、練習が始まります。

全7回。練習場所は、小学校と施設を毎回交代で。

小学生に演技指導する施設少女。

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大道具づくり。

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音響係は、自身で考えて曲や音楽を準備。

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衣装も手作り。

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ポスターも、私の手助けのもと、子供が描きました。

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もちろん、

小学生が出歩いて練習にならない日、

小学生が呆れるほど少女の態度が悪い日、

なんていう時もあります。

しかし、だんだん形になっていきます。

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小学生と少女たちの絆も芽生えます。

施設少女へラブレター(ポエム)を渡す少年も。

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3ヶ月の準備を経て、いよいよ本番。

本番の様子は、次の日記で。

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