JICA海外協力隊の世界日記

ライフ・オブ・カリビアン

小学校の掲示物に見るセントルシア

先日、小学校を見学に行きました。

小学校の掲示物を通して、

セントルシアを紹介します。

1.家族の種類

小1クラスに貼ってあった、この掲示物。

セントルシア、家族の形は様々です。

この掲示物には、

【家族の種類】

・核家族:母親、父親、子供たち

・拡大家族:親、叔父、叔母、子供たち、祖父母

・一人親:母親または父親、子供たち

・兄弟家族:年上の兄または姉、兄弟姉妹

と、あります。

核家族は日本に比べて格段に少なく、

私の周りの友人で言うと、

両親の揃った家庭で育った子は、

8人に1人くらいでしょうか。

もっと少ないかもしれません。

セントルシアの男性は

家庭の外でも子供を作ることが多く、

それがもはや、人々の中で普通の感覚になっている雰囲気があります。

たとえば、こんなかんじの会話が聞かれます。

(兄弟を見て)

「3人全然似てないねー!お父さん一緒?」

「お父さんは、みんな違うよー」

「兄弟何人?」

「んー、正確にわかんない。父親は他にも家庭あったからなぁ。」

10人兄弟、お父さんはバラバラ、

といった家庭も、たまに(地域によっては頻繁に)あります。

子供を親戚ネットワークの中で育てる、

ということも多いようです。

小さい時は祖母が面倒を見ていて、

小学校の時は叔父一家と暮らして、

中学の時は母親と住んで、その後は…、

といった風に、親戚の家を転々として育った話も、よく聞きます。

こうした一連で、年上の兄弟が面倒を見る、

というパターンが、「兄弟家族」なのだと思います。

セントルシアは、「結婚」や「家庭」といった制度が

人々の間にそこまで浸透していない、

奴隷貿易時代の名残であると聞きます。

2.中学校は成績順に決まる

こちらは、小6の教室の掲示。

セントルシアの子供たちは、

小学校卒業時に試験を受け、

その点数で、入学するセカンダリースクールが決まります。

(※セカンダリースクール:日本で言う中1から高2)

この掲示は、学校一覧と点数が書かれたもの。

(レベルが下の方の学校は書かれていません)

1点でも多く取れるよう、小6は頑張ります。

ということで、

セントルシアではセカンダリースクールのランキングが、

非常にはっきりしています。

上の方の学校と、下の方の学校では、

雰囲気が全然違ってきます。

私の施設に来る子供たちの出身校も、

大体、決まっています。

底辺校で働く友人は、

「中1の時は私のクラス34人だったけど、

 高2の時点で卒業するのは14人だね。」

なんてことを話していました。

義務教育ですが、底辺校からは特に、

ドロップアウトしてしまう子も多いよう。

金銭的な理由も多いそうです。

(バス代がなくて通学できないなど)

この、成績順に中学が決まるシステム、

私はあまり賛成ではありません。

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