JICA海外協力隊の世界日記

住まなきゃ見えないフィリピンの深~いとこ日記

中学生は、本当に手ごわいです。

新年度から、高等部の調理科で日本料理を、担当しながら、中等部の手工芸科で、刺繍、ビーズアクセサリー、かぎ針編み、リサイクル製品を、教えています。つくづく実感、高校生は、大人です。α世代は、理解不能で、お手上げ状態です。何とか興味を持てるようにあの手この手で、楽しみながら試行錯誤しています。同僚曰く、中学教師は、忍耐あるのみ。

これは、生徒の作品の一部です。生徒は、昨年基本の刺繍ステッチを、学んでいますが、クロスステッチ以外の作品は、初めてです。まずは、デザインを描き、フープを使った刺繍、ブローチの中に入れるパンヤ、円形の裏側の縫製処理、しっかりと固定するピンの付け方の工程を、学びます。クリエイティブな作業をする為には、最終的な立体のイメージが、出来るかどうかにかかってきます。一言で言うと、センスですが、やはり男子生徒の方が、立体、図形をイメージするのは、得意なようです。

右側の教室では、10年生が、キャンドルの授業を受け。左側の廊下では、9年生が、刺繍の授業を受けています。中学校は、7年生から10年生まで4学年です。ここは職業訓練校なので、必須科目以外に、コンピューター、美容、縫製、料理、溶接、電気技術、手工芸を選択します。教室の数が少ない為、このように、廊下も教室にしています。1クラス2時間で、休憩はありません。しかし、1時間で教室と廊下のクラスが、交代します。なかなか日本では、見られない風景です。なんでも楽しんでしまう国民性でしょうか?ではまた。

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