2025/02/10 Mon
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「ありがとう さようなら」~お別れの日々~


いつも楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
そして楽しい日々もあっという間に過ぎ、そんな日々を重ねるうちにあっという間に2年間が過ぎてしまいました。
苦労したことや泣きたいほど辛いこともあったはずですが、それを忘れるほどの笑顔にかえてくれた人たちがいました。
私が2年間お世話になった職場、配属先の「パラグアイ日系・日本人会連合会」にはパラグアイ全土に10の加盟団体があります。
当然ですが、着任中同じ加盟団体に頻繁に行くことは叶いませんでした。しかし活動した加盟団体の人々とは深く強い絆を育ませていただきました。
感謝しかありません!
笑顔を届けていたつもりでしたが、笑顔をいただいていたのはいつも私の方でした。
要請を受けてから活動当日までの準備段階では、細かいやり取りの繰り返しの中でかけがえのない仲間を得ることが出来ました。そして短い滞在中にその仲間と共に中身の濃い活動をさせていただくことが出来ました。
私がパラグアイで見つけただいじな宝物です。
その宝物たちは、活動が終わった後もずっと笑顔と癒しを届け続けてくれているのです。
パラグアイでは「一期一会」をいつも意識するようにしていたつもりでした。
活動に臨む時や初めての人と会う時は特に強く意識することを心掛けるようにしました。 出会った人に敬意を払い、全ての事象、全ての出来事に五感を研ぎ澄まし、その瞬間を大切にしようと努めてきたつもりでした。
この国で出会えた人たちと「広く浅い」関係で終わらせたくなかったのです。
「さようなら」をする今、改めて自分に問いかけます。
たった1度の出会いになるかもしれない人に尊敬の念を抱いて誠実に接することができていましたか。
目にする生きとし生けるものの声に耳を傾けてきましたか。
2度と見ることができない流れる雲や風、沈む夕日に心を向けてきましたか。
この2年間、私はちゃんと大切なことを大切にできていましたか。
そして感謝の気持ちをちゃんと伝えることが出来ていたでしょうか。
全てにおいてちゃんとできていなかったように思えてきます!
大小の送別会をはじめ大好きな人たちとのお別れの日々が続いています。精一杯の感謝の気持ちを込めてお別れのご挨拶をします。
ちゃんと言えていなかったかもしれない感謝の気持ちを伝える最後のチャンスは今しかありません‼
ですから帰国のその日まで毎日、
「おいしかったです!ありがとうございました。」
「楽しかったです。ありがとうございました。」
「お世話になりました。ありがとうございました。」
「お会いできてよかったです。」
「いろいろありがとうございました。」


「とてもうれしいです。ありがとうございます。」
「どうかお元気で!」
「ありがとうございました。」
と、笑顔で何度も伝えます。
そう、なんどでも


なんどでも
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