JICA海外協力隊の世界日記

南の国で燃え尽きることができるかも

自己紹介と私の仕事

 初めまして。
 村瀬正則(64歳)です。
 首都ポートモレスビーのパプアニューギニア大学で、日本語講師をしています。
 35年間、大阪の府立高校で社会科教師をしていました。主に地理を担当し、授業にJICA海外協力隊経験者を招いていました。その内、自分も国際協力の現場で働きたいと思い、58歳で早期退職して日本語教師の資格を取得しました。2015年と2016年はウズベキスタンに派遣されました。2019年1月からのパプアニューギニア派遣は2回目の派遣です。

 この仕事は私で6代目ですが、前任者の帰国からは2年近くの空白がありました。
 2月18日から前期授業(12週)が始まり、30人が初心者(J1)クラスで学習を始めましたが、前期終了時には15人に減っていました。6月24日から後期授業(12週)が始まっています。J1クラスは週4時間です。また、前任者に1年間習った男子学生1人が、2年間の中断を経て日本語学習を再開しました(J2 週3時間)。他に、J3クラスとして、琉球大学に1年間留学した2人の女子学生に初中級レベルの授業を提供しています(週3時間)。ちなみに、1時間の授業は実質53分間くらいです。大学の時間割は、8時から17時まで休み(移動)時間なしに60分ずつ組まれています。前後を少し削られることになります。
 琉球大学と早稲田大学との交換留学提携があります。日本語履修者の成績優秀者の中から2〜3名が1年間留学できます。私が日本語の優秀な学生を推薦し、大学が他の成績も考慮して留学できる学生を決定します。
 現地人日本語講師がいません。JICA海外協力隊の派遣が途絶えれば、日本語授業も途絶えます。有望な学生を日本の大学院に進学させ、修士の資格を取らせて、パプアニューギニア大学の日本語講師として雇用させるという計画が進行中です。
 次回は、パプアニューギニア大学を詳しく紹介します。

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