Hiro! Di ブルクンバ(中ノ瀬隊員は帰国しました)

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中ノ瀬 寛明
長崎県

タイプ/職種
青年海外協力隊
環境教育
派遣国
アジア
インドネシア 南スラウェシ州ブルクンバ県
一言メッセージ
「国際協力を仕事にしたい」…から思いを行動に。何もかも新しいことばかりですが一歩ずつ。

 

~帰国とそれから~

2019.09.17

こんにちは!

今年の4月24日、無事日本に帰国しました。それから早くも4か月以上が過ぎました。帰国からかなり期間が空いてしまいましたが、今回は帰国後に感じたことや、これからの進路のことについて書いてみます。

〇日本に帰国後、最初に感じたこと

帰国直後2日間は、麹町にあるJICA本部で帰国後オリエンテーションを受けました。そのため、帰国直後は東京で過ごすこととなりました。2年間ずっとインドネシアの方に囲まれて生活をしていたこともあり、街中には日本人がほとんどという状況に、最初は違和感だらけでした。また横断歩道を渡る際も、車が歩行者に譲ってくれることに感動してしまいました。こうしたことからも、感覚が外国人感覚になっているなあ、と思いました。2年ぶりの日本は、このように通常日本にずっといたら感じることがなかった、ドキドキを感じながら歩くことになりました。

〇帰国後、嬉しかったこと

帰国後、ご飯を食べるにしても、街中を歩くにしても、久々の日本はただただ嬉しく感じる日が続きましたが、その中でも2つ、特に嬉しかったことがあります。

1つは赴任前に研修を共に受けた、協力隊同期の友人との再会です。5月中旬、JICA市ヶ谷で帰国した隊員を対象とした帰国後研修がありました。この時、久々に同期の友人と再会できました。研修ではワークショップなどを通して、2年間の活動を振り返り、今後の進路(仕事に限らず、人生という視点でも)に協力隊経験をどのように生かしていくことができるかを考えました。

インドネシアの隊員は赴任のタイミングが、他国の隊員よりも1か月ほど遅かったこともあり、インドネシアの隊員以外のほとんどの同期がすでに帰国して1か月が経過していました。そのこともあり、帰国後の進路で考えていることをお互いに話し合ったりしました。すでに進路を決め、歩み始めている人など、状況は一人一人様々ですが、同じ境遇でこれからも互いに頑張ろうと思える仲間がいる、ということが力になりました。

2つ目は赴任先の現地の方たちとの交流が続いていることです。現地で立ち上げた地域での環境啓発活動を行う、「ブルクンバお掃除クラブ」の現在の活動の様子を、SNSを通じて知らせてくれたり、ビデオコールを現地の方としたり、など。連絡を取り合う中で、現地の穏やかで温かい時間が、今も続いていることを感じることができるだけでも、不思議と心が落ち着くのを感じます。

インドネシアで過ごした2年間は帰ってきてから思い返すと、夢だったかのようにあっという間に感じます。それでもこうした繋がりから、たしかに私はそこにいたんだということ、現地での活動は微力ではあったかもしれませんが、こうした繋がりを作ることができたんだなあ、と感じます。

〇具体的な進路を決める

5月の帰国後研修後は、面談などをしに企業へ直接足を運び、進路に関する情報収集を始めました。その後6月に入ってから就職試験を受け始めました。

協力隊活動を通じて、海外でも日本国内でも、技術と知識を身に着けて仕事にあたる、ということの大切さを感じました。協力隊では特別な資格を必要としない、環境教育の分野で赴任しました。事前のJICAによる技術補完研修を経ての参加でしたが、現地で活動する中で、より専門的な知識や技術を自分自身が備えていれば、もっと現地で貢献ができたはず、と感じることがありました。自分自身からアウトプットできる量の多さ・質の高さがあって初めて、社会に貢献する度合いを高めることができる、と改めて感じたのです。このことから、現在の年齢やこれからどんなことをしたいのか?を考えた上で、今からでも仕事という実践の中で、“手に職をつけられる仕事”を仕事選びの軸として企業を探すことにしました。

そして7月末、ITの企業から内定をいただくことができ、10月から働き始めます。金融機関のシステム開発などを主に行っているところですが、アジアなどでの事業展開にも着手し始めている会社です。ITに関わる知識をできる限り早く自分のものにし、ITを応用して幅広い分野でまた海外で活躍できるように成長をしていきたい、と考えています。

帰国してからの4か月間もあっという間でしたが、この間にこれまでの人生のキーパーソンの方たちに会いに行き、話を聞いたり、改めてこれからやりたいことは何か?について考えを深めたりする機会を作ることができました。ブルクンバで出会い、現在日本で技能実習生として働いている方と再会できたことも、とても嬉しかったことの一つです。

インドネシアで過ごしていた期間、現地の方は初めて会った人でもほとんどの方が笑顔で温かく迎えてくれました。そして交流を深めていく中で、活動先を離れる際には「もうヒロは私たち家族の一員だ」と言ってもらえることもありました。インドネシアでは親睦が深まると友人という枠を超えて、一つの大きな家族の一員になる、という考えをほとんどの方が持っていました。その一方、日本で再び生活を送る中で、日本の社会はどんどん人と人との関係が希薄になってきているように感じてしまうこともあります。

こうした精神的な面で感じたことも、これから日本でどういう形で反映させていくことができるか、今はまだはっきりとはわかりません。それでも、協力隊期間に経験したことをどう日常に反映させることができるか常に考え続けていきたいと思います。

最後に、ここまで記事を読んでくださった皆様、ありがとうございました!