子連れジャマイカ滞在日記

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フィネルップ 尚子
富山県

タイプ/職種
シニア海外ボランティア
日本語教育
派遣国
中南米
ジャマイカ キングストン市
一言メッセージ
9歳の娘を連れてジャマイカに赴任し、大学で日本語を教えています。人手もお金も足りない大学で、安く効率的に日本語を学ぶ方法を模索しています。

 

新任教員オリエンテーション

2019.09.12

人 活動

 今月から新年度。大学の授業が始まり、大学に加わった新しい顔が、キャンパスに新鮮な風を吹き込んでいます。写真は、新任教員オリエンテーションの集合写真。アジア系は孔子学院の3人と私、他は全員ジャマイカ人です。アニメーション学科のシナリオライター、薬学部の薬剤師、医学部の内科医、法学部の憲法学者、工学部のコンピューター科学者・・・と、所属も専門も多種多様。私は新任ではないのですが、オリエンテーションに行ったことがなかったので、どんなものだろうと冷やかし半分で行ってみたら、専門を超えた研究仲間が何人もできて、なんとも心強く感じられました。

 ふと横を見ると、右隣に座っていたアニメーション学科の講師が、タブレットに向かってなにやら懸命にスケッチしています。周りの教員が私の顔とタブレットを見比べてニヤニヤしているので、何だろうと不思議に思ってのぞき込んでよくよく見ると、タブレットに私が!そうこうしているうちに、左隣に座っていた理工学部の講師が、爆睡開始。。。そこにコーディネーターがさりげなくやって来て、そっとメモを手渡すと、爆睡中の講師が目を覚まし、シャキーンと背筋を伸ばして熱心に話に聞き入り始めるではありませんか。そして講演の後、すくっと立ち上がり、全員を代表して、自分の教育観や研究と絡めた感動的な謝辞を述べ終えた時は、細身で小柄なその講師が、なんとも立派な紳士のように見えました。あのまったりしたレゲエのような口調のコーディネーターの手腕には、心底恐れ入りました。

 オリエンテーションは有益な情報に溢れたもので、オリエンテーションの最終日には、オリエンテーションの後、みんなでお昼を食べながら議論に花が咲き、会場を後にするのが惜しいほどでした。写真は、研究と教育のバランスと、ライフ・ワーク・バランスについて話す麻酔科医師。大学で研究と教育にフルタイムで従事しながら、大学病院で医師として働き、弟子も育て、さらに子ども3人を育て上げたとか。毎日毎日100%を目指すのではなく、1か月単位で遅れを取り戻していけばいいとのアドバイスに、至極納得。長期間ため込まないで、今月の遅れは今月のうちに!娘をデンマークの旦那に預けて、「ああ、楽ちん」と先月からのんびりしていた昨日までの私と決別できました。よし、今月末までに、一本論文を書くぞ