JICA海外協力隊の世界日記

128畳日記

二本目

今回は、セルビアと日本の交流について紹介します。

セルビアは親日家と言われており、セルビア人は日本の漫画やマーシャルアーツなどの日本文化に対する関心が非常に高いと言えます。

また、この黄色いバスは、2003年に日本政府の無償資金協力により93台がベオグラード市に供与され、現在でも現役で市内を走っている姿を目にすることができます。

バスやトロリーは首都では、ICカードを使えますが、活動場所であるニシュは現金しか使えません。ただ首都に比べ、ほぼ半額です。(60dinar=約60円)

ベオグラードにあるこのスポーツセンターでは、国内の主要な大会が行われ、柔道だけでなく、合気道もこの施設で学ぶことができます。

ちなみに、合気道は柔道と同じく武道ですが、合気道の精神には「相手を倒す」という考え方がなく、試合はありません。同じ武道の中にもいろいろな考え方があるのは、面白いですね。

セルビアと日本の友好関係は1882年の明治天皇とセルビアのミラン・オブレノビッチ国王との間の書簡交換から始まりました。

この1882年は、柔道が嘉納治五郎師範のもと創始されたとても重要な年でもあります。

嘉納治五郎師範の言葉に、柔道で培った能力を世の中の役に立つためにを活用すること(精力善用)、相手を敬い感謝することで信頼しあい助け合う心をもち、自分だけでなく他の人と共に栄える世の中にしようとすること(自他共栄)があります。

この考えは、JICA海外協力隊にも通じるものがありますね。

2022年は日本とセルビアとの友好140周年であり、今後も友好関係が続くよう、発展できるよう活動していきます。

では。

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