2016/11/18 Fri
その他 人
みんなあのね、「サイサイ」
なんだか調子の悪い一週間。
小さなことが積み重なっての疲れなのか。
普段なら聞き流せることも聞き流せず、
イライラしたり悲しくなったり、
全てが癪に障るというと大げさかもしれないけれど、
とにかく「なんだかなぁ」という一週間。
日本にいるときは、でかけたり、買い物したり
友人と食事へ行ったり、お風呂にゆっくりと入ったり、
気分転換をする方法がいろいろとあるけれど、
任国ではなかなかリフレッシュできないことも多い。
子どもたちの態度や発言にも一喜一憂、
お疲れモード全開で11月も中盤になった。
今日は誰にも会わずに帰りたいと思っても、
必ず知り合いがいるのが任地サンルイ。
帰りたいという日に限って保護者に会うし、
道端でタリベたちに会わない日はない。
セネガルでは挨拶がとても大事にされている。
右手で握手をし、元気か、体調はどうか、家族は元気か、
シゴトはどうか、ご近所さんは元気か、穏やかに暮らしているか、
などと相手の様子を尋ねたり気配ったりする。
5分、10分かけての挨拶は驚くことではない。
急いで帰りたいけれど知り合いに会った時には
立ち止まってしっかりと挨拶。
今日は卒園児とその保護者に会って、
いっしょに写真を撮っているうちに、
気持ちが和らいでくるから不思議である。
それでも、ちょっとしたことで
また「なんだかなぁ」とため息交じり。


私が疲れたときに行くのは、セネガル人の家族のところだ。
以前こちらでも紹介させていただいた。
(以前の記事→http://world-diary.jica.go.jp/nishimura/person/post_3.php)
お母さんの作るご飯はとにかくおいしい。
味付けも濃すぎないところがありがたい。
疲れたときに行くと言ったけれど週3日以上はご飯を食べに行っている。
お世話になりっぱなしの家族だ。
私が活動で感じたことや困ったことを話すと、
「それはセネガルの文化だわ」と教えてくれたり、
「それは文化ではなくその人の性格ね」と教えてくれたり、
「セネガル人はお調子者が多いからね」と、
どうしたらよいか困る答えが返ってきたりする。
そして「うちで休んでいきなさい」と
甘くて熱々のアタヤ(セネガルで多くの人に飲まれている紅茶)を
出してくれるのだ。
現地語のウォロフ語でお調子者のことをサイサイという。
プラール語ではカラバンテ。
セネガルにはお母さんの言うようにサイサイが多い。
それはさておき、
お母さんのおいしいご飯を食べて週末はしっかりと休息をとり、
来週からまた頑張っていこうと思う。
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