JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

ついにきたぞーー(担当:惠木)

写真1:牧草の種まき

こんにちは。ヘネラルアルティーガスで活動している惠木 徹です。
帰国まで半年を切り,活動がより活発になってまいりました。

着任した時から注文していたものが2つあり,その1つがようやく任地に届きました。それは,牧草の種です。品種はカメルーンであり,農家のほとんどが栽培しているものです。しかし,全対象農家に配るには量が少ないため,はじめは1軒の農家で栽培し種を作り,その後各農家に配達する予定です。農家に配るころには日本に帰国しているので,自ら牧草の種を配ることができずとても残念です。

写真2:ペイントマーカーを用いた発情観察

残りの任期で,もう1つの目標である人工授精の開始を何としてでも達成します。その先駆けとして,ペイントマーカーを用いて発情発見の練習をしてもらっています。農家も人工授精の先駆けということで張り切ってくれており,マーカーが消えるとカレンダーに記録して,僕に連絡してくれます。この調子で続けてくれるとうれしいです。
しかし,肝心の精液はまだ届かず,市長や同僚に相談しているところです。なんとか帰国までに一度は人工授精を行ったところを見たいです。

写真3:3~5㎝の雹

急に話が変わりますが,この間かなりの大きさの雹が降りました。日本でも雹を見たことがなかったのに,ここパラグアイで見ることができるとは思っていませんでした。暴風も伴っていたため,任地ではかなりの被害があり、ステイ先では物置が倒壊しました。また,隣の家の屋根が吹き飛ばされてきましたが,運よく庭に植えていた植物で屋根が受け止められ,母屋には届いていませんでした。しかし,窓や入口のガラスは全滅で部屋中ガラスだらけになってしまいました。幸い誰もけががなくよかったです。農家では栽培していた牧草がなぎ倒されていました。また飼料不足です。冬が終わりやっと収穫できそうだったため農家と一緒に悔しがりました。もうこれ以上ハプニングが起きないことを願っています。

もう帰国についての連絡が来るようになりました。まだまだやりたいことややれることがたくさんありますが,残りの期間で可能な限りやっていきたいと思います。

※FOPROLEIプロジェクトの活動の様子は以下のURLからもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/FOPROLEI/?fref=ts

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