2017/11/27 Mon
文化 生活
コスタネラ祭(担当:内野)
写真は大型スーパーのクリスマスグッズ売り場。
11月。
夏本番を前に、エンカルナシオン市のスーパーでは、海水浴グッズと一緒にクリスマスグッズも売り場に並び、日本の感覚では夏と冬(クリスマス)の両方の雰囲気を感じられる時期です。
エンカルナシオン市では、毎年11月頃に、日本人会主催のコスタネラ祭という、日本の文化紹介の場となるお祭が開催されます。
コスタネラ祭は、その名の通り、エンカルナシオン市でもたくさん人が集まるスポットとして有名な、アルゼンチンが見える川沿い(コスタネラ)で行われます。
昨年は、移住80周年の大規模なお祭が首都アスンシオン市で開催され、エンカルナシオン市でのコスタネラ祭が開催されなかったため、今回は2年ぶりの開催です。
私にとっては、任期中の最初で最後のお祭のため、せっかくなので、浴衣を着て参加してきました。
海外の人にとって、浴衣はやはり興味深いようで、会場にいる何人もの方から、一緒に写真を撮ろうと言ってもらったり、お客さんの前で、浴衣を紹介してもらったりする機会もありました。
ほんの少しでも日本に興味をもってもらえたら…と思うと、浴衣を着ていって良かったと思います。
コスタネラ祭では、日本人会の各部会(青年野球部、青年部、敬老会等)が、各自の活動資金に充てるために、お弁当や焼き鳥などの日本食の販売店やヨーヨー釣りなどの出店を出していました。
コスタネラ祭の最大の目玉は、太鼓演奏・空手やよさこいの実演です。
写真は太鼓の演奏の様子。
小学校に上がる前の子供から大人まで、幅広い世代の方が所属する太鼓保存会の方々が太鼓を演奏しています。
毎週練習をし、さらに各所で演奏会もしているため、たくさんのお客さんの前でも、子供たちは笑顔で演奏するほどの余裕があります。
パラグアイに来てから、何度も太鼓の演奏を観ていますが、音とパフォーマンスは何度観ても圧巻です。
写真はよさこい披露の様子。
よさこいは、よさこい文化を普及するために現在パラグアイに来ている日系社会青年ボランティアがエンカルナシオン市まで指導に来て日々練習されていたようです。
北海道のよさこいソーラン節とはもちろん違っていて、初めてみるよさこいはとても新鮮でした。
パラグアイでは、在住の方だけでなく、協力隊も含めて、日本文化を絶やさないよう日々継続した活動をされているからこそ今があるのだと改めて実感しました。
日本人会が主催のお祭は、来年2月にもあります。
任期中の最後のお祭になるため、可能であれば、FOPROLEIプロジェクトやJICA紹介のブースを置かせてもらい、パラグアイの方々に協力隊の活動のことなどを広める機会を作れたらと考えています。
※FOPROLEIプロジェクトの活動の様子は以下のURLからもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/FOPROLEI/?fref=ts
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