ルワンダかけはし通信~ブホロ ブホロ(小郷隊員は帰国しました。)

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小郷 智子
大阪府

タイプ/職種
青年海外協力隊
コミュニティ開発
派遣国
アフリカ
ルワンダ ルワマガナ郡
一言メッセージ
かねてからの「途上国の現場を見たい」という思いから、銀行を辞めてルワンダの地へ。人々の温かさに触れながら、日々ルワンダと自分の可能性に挑戦しています!合言葉は「ブホロブホロ(=少しずつ少しずつ)」!

 

人々の生活基盤~信仰について

2018.03.06

人 文化 生活

3月になり雨季に入りました。2月から雨がよく降り(2月は小乾季)、水道公社からの水の配給も順調に来ています。断水を経験したおかげで、水の有難さを感じる日々です。

さて、今回はルワンダの生活では欠かせない信仰について紹介します!

■神様への篤い信仰

ルワンダではキリスト教徒が多く(80%以上がキリスト教)、郡庁でも同僚の殆どの人が信仰しています。また、私の住むルワマガナ郡にはイスラム教徒の多い『イスラミックエリア』もある為、友人の中にはイスラム教徒の人々もいます。いずれの宗教、宗派も神への信仰心は共通しており、共生出来ているように感じます。

ルワンダの人々にとって神様は生活の一部で非常に重要な存在。日常会話にもよく上がります。ルワンダの人々と話していると、随所で「全知全能の神がこの世界を作り、我々を守ってくれている」、「良い事も悪い事も神によるもの」という考え方に触れます。トラックにも'God is Good'というフレーズが大きく書かれています。また、時候の挨拶に並び、「今度私の地域の教会を紹介するから、一緒に礼拝に行こう」とよく誘われます。

そんな彼らは日本人の宗教観にも非常に関心が高いです。宗教の話はセンシティブなので自分から話題にする事は控えていますが、聞かれた場合には説明するのにいつも苦労します。「私は特定の宗教を信仰していないけど、お正月には神社にお参りし、クリスマスのイベントにも参加し、先祖は仏教式で弔われているよ」というと、「なぜだ!?」「信じられない!」と言われます。

私のカバンにつけている日本の御守を見つけた日には、「こんなところに神が入っている訳がない!」と全否定し、「確認する為に御守の中身が見たい!」と言い出します(マナー違反なのでだめだと説明)。

また、信仰を聞かれて「日本には’八百万の神’といって、海や山や岩にも神様がいるという考え方もあるよ」というと、「(唯一万能の)神を信じないなんてありえない!」と大論争。一度、「トモコの考え方を直して見せる!」と言われ、同僚と3時間近く議論になった時があります。大変な信仰心です。違いを話すのは面白いのですが、やや圧力を感じるので、宗教の話題にはやはりちょっと触れないようにしています。

個人的な意見ですが、もしかするとジェノサイド以降深く傷ついた人々には生きていくための心の支えが必要で神への信仰心を更に強くしているのかもしれない、と考えたりします。

■キリスト教の教会

地域には大小の様々な教会があり、日曜には礼拝をしています。公民館的な存在でもある感じで、放課後や週末には子供達が集まって伝統的なダンスや歌の練習をしている時もあります。

【写真①:地域の教会】

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■イスラム教のモスク

緑を基調とした建物なので、一目でモスクと分かります。前述の『イスラミックエリア』には大きなモスクがあり、この界隈にはイスラム教徒が多く住んでいます。

また、朝4時頃には礼拝を促す放送(=「アザーン」という)が流れており、時々近所のモスクからも風に乗ってお祈りのような声が聞こえてきます。

【写真②:イスラミックエリアのモスク(緑の屋根の白い建物)】

■キリスト教の礼拝に参加

日曜日には皆教会に礼拝に行きます。彼らには欠かせない生活習慣です。私も一度見てみたいと思い、友人に誘われて礼拝に行ってきました。「10時から始まって、1時間位で終わるよ」との事だったので、気軽な気分で約束。礼拝場所は幹線道路沿いの大きな教会。この教会はウィキペディアにもルワマガナ郡の教会として写真が載っており、この地域では有名なようです。

*wikipedia:Rwamagana

https://en.wikipedia.org/wiki/Rwamagana

【写真③&トップページ:ルワマガナ郡の大きな教会】

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◇礼拝

9:30頃 自宅出発。道中には同じく礼拝に向かう人々も。

10:00頃 教会到着。教会の鐘が鳴り続々と人々が教会の中へ。友人は約束の時間に遅れて登場し、我々も中へ。

※一応友人に確認し、写真を撮っても問題ないとの事だったので、遠慮気味に撮影。

【写真④:教会の中へ】

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10:30頃 皆着席。神父の集団が入場し前の祭壇に並び、礼拝開始。聖書を読んだり、歌を歌ったり、時々立ってお祈りをしたり...。全てキニアルワンダ語なので詳細は分からないものの、私も見様見真似で。

【写真⑤:礼拝の様子】

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12:30頃 信者が神父から聖体(=キリストの体を示す、ウエハースのようなもの)を頂く。

【写真⑥:神父より頂く】

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13:00頃 解散

この日は新しくこの地域に引っ越してきた人々の紹介もあった為、結果として3時間経過していました。飲まず食わずで立ったり座ったりしていたので、終わった頃にはややぐったり...。この後、洗濯をして料理を作って...としていると、あっという間に一日が終わります。毎週通っているルワンダの人々の信仰心の篤さと忍耐力に感心しました。

こうした信仰心がルワンダの人々の生活の大事な基盤となっています。