JICA海外協力隊の世界日記

エンテンカのスリランカ

日本を感じてます

ソ・ン シ・ツ

食べる・召し上がる・いただく

箸・端・橋

日本語を生み出したご先祖様、勘弁してください。

僕だけでなく、日本語を勉強しているスリランカの人たちもそう思っているはずです。

というのも、スリランカにはあちこちに日本語学校があり、たくさんの学生さんが日本語を勉強しています。

家の近くにもあり、たまに顔を出しています。

IMG-20220915-WA0000.jpg

これは学生さんたちの卒業式の写真です。

奥寺主役ヅラしてますね。

20221127_154047.jpg

スリランカと日本の外交関係樹立70周年を記念して、Sputnikという日本語学校でサッカーワールドカップのパブリックビューイングが開催されまして、これはその時の写真です。

日本語学校の学生さんたちも熱い声援を送ってくれて、とても嬉しかったです。

僕が思っている以上に、スリランカと日本の心の距離は近いんだなと。

しみじみ。

普段の生活でも、日本を感じる場面が多々あります。

ある日の活動終わり。

太く低い声で、童顔マッチョの男性に話しかけられました。

「お前日本人だよな。この字はどういう意味だ。」

きつそうなズボンの裾を両手でめくり上げ、まっすぐな目で私に問いかけました。

「女金属」

あまりのパワーワードに私の脳みそは大混乱です。

「なぜ意味を調べてから入れなかったの?」

「もっと他の言葉あったでしょ。」

「この言葉と共にこれからの人生歩んでいくつもり?」

「まず女金属ってなに。」

いろんな感情を抱え数分が経った頃、なんとか正気を取り戻した私は拙いシンハラ語で説明してあげました。

ひと通り説明を受けた彼は、サンタさんの正体を知った子供のような表情で、

「理解したよ。ありがとう。」

それだけ言い残し去って行ったのです。

小さく感じる彼の背中を眺めながら、今後も耳にすることはないであろうその言葉を、そっと記憶の引き出しにしまう奥寺でした。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ