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サモアに日本の歯科用診療台がやってきた

 今回のテーマは、【活動~サモアに日本の歯科用診療台がやってきた~】についてご紹介します。

 私がサモアの病院で活動を開始したのが2016年の9月でした。私の活動先には、シニアボランティアの期間を終了された後もサモアで働かれている日本人の歯科医師がいます。その先生とサモアに着任する前からメールでやり取りをしており、近々日本大使館の予算で新しい日本の歯科用診療台が入るよと言われていましたが、待望の日本製の歯科用診療台が6台、ついにサモアの病院に設置されました。

 私は、日本で歯科衛生士の学校の教員をしており現在は休職しています。自分の学校も同じメーカーの歯科用診療台を使用しているので、とても使いやすくなりました。2月7日に新しい歯科用診療台の設置が完了し、メーカーの技術者からスタッフに使用方法の説明がありました。スタッフから「ちえ、凄いチェアがやってきたね!」と、何人ものスタッフにそう言われました。スタッフもとても嬉しそうでした。日本と同等のレベルに設置されているので、是非長年壊さずに使って欲しいと思います。今は、日本人の先生と細かく点検しながら、出来ていない点は助言しながら使用しています。しかし驚いたのは、設置した翌日にサイクロンが来て、早速チェアが少し水に浸かっていたのです。私は、慌てて全てのチェアを点検しましたが何とか問題はなかったので安心しました。

 23日には在サモアの日本大使、サモアの厚生大臣もやってきて日本からきた歯科用診療台のお披露目会がありました。マスコミもこの会の様子を大きく取り上げでくれました。歯科用診療台が新しくなり、診療の稼働率もアップしました。これで、患者さんとスタッフの待ち時間も改善されました。残りの任期は少ないのですが、今まで歯石を取る器械が1台しかなく、自分の技術を歯科スタッフに伝えきれなかったので、これから技術支援と歯科用診療台を大切に使ってもらえるようメインテナンスを徹底していこうと思います。

 サモアに来られた際は、サモア国立病院歯科にお立ちよりください。日本の歯科診療所の雰囲気を感じてもらえると思います。

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