2018/07/24 Tue
人 文化
出会い
BULA! 南の島からこんにちは。
この度こちらに寄稿させて頂くことになりました。
2017-1 フィジー野球隊員の大嶋賢人です。
好きなスポーツは野球と、野球以外のスポーツです。
自己紹介はこの辺で。
任地や配属先、活動のことはおいおい。
先日参加したスバマラソンでのことを書かせて貰います。
フィジーでは年に数回マラソン系のイベントが開かれます。
保健省主催の「走って痩せよう」みたいなイベントもあれば
チャリティーイベントとしてだったり
豪華賞品の掛かったファンランだったりと、とにかくよく走らせる国です。
自分も殆ど休まず参加しています。
数人のJOCVが参加した今回のマラソン。
フルマラソンにエントリーした60数人の中の2割近くが日本人でした。
今月再開したBula‐Japan(日本‐フィジー直行便✈)で来たという方もいらっしゃったようで
首都スバとはいえ「日本人のマラソン意欲は流石だな」と思いました。
当日は生憎の雨でランナーはずぶ濡れになりながら走っていました。
早朝から走り始めて4時間。
残り10kmというところで脚のダメージがピークに。
最後の給水所で「Almost(あとちょっとだよ!)」と声をかけられるも、顔を上げるのがやっと という状態でした。
走って歩いてを繰り返してきたけど、いつの間にか歩いてる時間の方が長くなっていた。
正直「もう走りたくない」と思っていました。
20kmの時点でこの表情☝ 最初から飛ばし過ぎたらしい
残り10㎞ないのに「もう走れない」と思うくらいには痛みがきていた。
そんな時フィジアンが後ろから声をかけてきました。
「一緒に走ろう」
手足が自分の1.5倍くらいあるフィジアンがペースを合わせて歩いてくれていた。
それでももう走りたくないと思った。
それくらい脚が痛かった。
「一人で走るのはツラいけど二人ならできるよ」
そんなん言われたら走るしかねーじゃんか!(心の声)
バカなくらい単純な自分が嫌になるがこの時ばかりは単純な自分を嬉しく思った。
ちょっと走って足が痛んだら歩いて、痛みが引いたら走る
歩いている時も痛みを忘れるようにと色んな話をしてくれる
「上位を狙っていたのに30分遅刻してしまった」とか
「日本人の友達がいる」とか
「4日で200km走ったことがある」とか
驚きの連続で痛みも忘れ「Really(ほんと?)」と何度も聞き返していた
34歳とカミングアウトされた時は「マジ⁉」と日本語が出てしまった。
彼のおかげで最後は走ってゴールすることが出来ました。
フィジーに来て1年。
慣れてきたように思っていたけどまだまだ新しい出会いもいっぱいあります。
残り1年も走ったり歩いたり立ち止まったり転んだりしながらフィジーを楽しみつくしていきます。
フィジーの一部を皆さんにお届けできるように更新していきます。宜しくお願い致します。
NO SWING
NO HIT!!!!!
SHARE