JICA海外協力隊の世界日記

ルワンダ AMAHORO日記

配属先を紹介します!

Muraho neza! 皆さんこんにちは。Amakuru? お元気ですか。

今回は私の配属先をご紹介したいと思います!

私の配属先はルワンダの首都キガリから車で40分ほどのブゲセラ郡ニャマタという街にある、ブゲセラ郡庁の農業課です。

ニャマタはキガリから車で近いこともあり、ニャマタから首都キガリへ毎日仕事に通っている人も多く、日本でいう千葉県・埼玉県のような街です。(あまり大きな街でないので県民の皆さんに怒られてしまうかもしれませんが。)

郡庁の中には、農業の他にインフラ(ワンストップセンター)、教育、衛生、ビジネス開発、青少年活動、経理、計画等さまざまな課があります。

私のいる農業課には、主食となるトウモロコシやコメ、キャッサバ、マメ等を担当する作物担当、コーヒーや果物、野菜等を担当する換金作物担当、畜産担当、森林・環境担当、課を管轄する課長が正規職員として常駐しています。その他には、インターンシップ生や、鉱山資源の担当、プロジェクト付きの契約職員、中央政府からの出向者が何人かいます。私のカウンターパートは、はっきりと決まっていないようなのですが、基本的に作物担当のオフィサーに、分からないことを聞いたり相談をしています。ただし、野菜は換金作物の管轄なので、今後は換金作物担当のオフィサーともコミュニケーションをとっていく必要があるなと思っています。

就業時間は朝7:15から夕方17:00です。途中、12:00-14:00はお昼休憩で家に帰って昼食をとります。大体朝は全員が集まりますが、9:00頃になるとそれぞれフィールドに出発し、そのままオフィスには戻ってこない場合が多いです。オフィスの中は皆忙しくしていますが、基本的に和気あいあいとした雰囲気で、冗談を言い合っていたり、仕事をしながら歌いだす人(たまに踊りだす人)もいます。

オフィサーと一緒にフィールドに行く日には、いつもブロシェット(ヤギ肉の串焼)を一緒に食べて帰ってきます!(これが一番の楽しみ)でも、昼ご飯を食べずにぶっ通しでフィールドを回って農家さんにミーティングをする時も多くあり、帰宅が20:00頃でクタクタになることもあります。笑

各オフィサーたちは、8月頃に決定されるその年の年間達成目標(イミヒゴ)の達成の為に日々仕事をしています。イミヒゴは、具体的な数字で決められており、例えば、トウモロコシの収穫量を現在の1.7トン/haから約4トン/haに増加させる(相当高い目標で、現実的な数字か疑問ですが・・。)そのために化学肥料と改良種子を各〇トン農家が使用するといった具合です。郡庁の会議では常時このイミヒゴ達成進捗率が図られていて、年度末のイミヒゴ達成率がオフィサーの評価に加味されるようです。

配属初期はオフィサーと行動を共にしていましたが、最近は自分の活動のためにオフィサーと一緒に行動することが大分少なくなってきました。一緒にブロシェットを食べに行けないのが一番残念です…。

ここ最近3か月ほどは、郡庁から近い野菜農家の農業協同組合に通うことで、ルワンダの農家さんの野菜の栽培方法を観察・理解し、問題点を把握してきました。今後は農業協同組合の数を増やして巡回し、栽培・収穫量の改善をめざして栽培指導をしていく予定にしています。

郡庁で活動をしていると、オフィサーは皆忙しいことに加え、ルワンダの中でも優秀な人が多いので、なかなかこちらの話を聞いてもらえないことが多く、いかに自分の話を聞いてもらうか、工夫を重ねています。また、農家の方と話す時には基本的に現地語の会話になるので、意思疎通を図ることがやはり難しいなと感じています。私は一生懸命現地語で話し意思疎通できているつもりでしたが、先日「お前の言っていることはよくわからないから通訳を連れてこい!」と暫く通っていた農家さんに言われてショックを受けました。笑 

予定を立てても、日々なかなか思うように進まないことが多いですが、日本の常識は忘れて、焦らずに一日一日やっていきたいと思います。

写真1:ある朝のオフィス内の様子。

写真2:オフィサーが今季の作付けや補助金について農家さんへ説明している様子。

写真3:農業協同組合でのハウス内トマト栽培の様子。

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