日本人教師、600人の島に住むってよ in モルディブ(太田隊員は帰国しました)

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太田 洋舟
愛知県

タイプ/職種
青年海外協力隊
小学校教育
派遣国
アジア
モルディブ アリフダール環礁 ディグラ島
一言メッセージ
今やりたいことを仕事にして生きていれること、そして支えてくれるすべての方に感謝しています。絶海の常夏島から、のんびりした日常をお届けします。

 

日本人教師、600人の島を去るってよ

2019.07.01

活動

 時が経つのは早いもので、モルディブに来てからもう2年が過ぎようとしています。私は明日の昼、つまり72日の便でモルディブを出発し、3日の朝に日本に到着します。

 写真は任地での最終日、配属先から2年間の活動修了証明書を頂いている写真です。この証明書には、校長先生から自分の仕事に関する素晴らしい言葉が記されており、本当に心に染みました。自分の功労なくして、島の体育が現段階のレベルまで改善されることはないと自信を持って言えますが、それと同時に、校長・教頭・数名の現地教員の協力なくして、今の体育が確立されることはなかったと断言できます。全てが重なり合って、作用しあって、現段階まで成長したのだと思います。ディグラスクールの教員・生徒には言葉では表すことができないほど、多くのことを与えてもらいました。またいつか必ず帰ってきたいと思います。

 この写真は、毎日夕方に一緒にサッカーをしていた69年生の一部の生徒たちです。今でもドリブルはあまり上手ではないので、圧倒的なスピードを頼りに毎日のようにゴールを量産してきました。中学生の中に大人が一人いるわけですから、自分がエースストライカー的存在になるのは明らかなのですが、今まで「大人気ない、本気でやるな」などと言ってきた生徒は誰一人としていませんでした。これは結構すごいことなのかもな、、と最近思うようになりました。ただ、私からの得点を防ぐために、ボディコンタクトも激しかったですし、スポーツする上では、教師も生徒も関係のない空間は自分にとってとても居心地が良かったです。もちろん、私は絶対に生徒に怪我をさせてはいけないので、生徒の怪我につながらない程度にしっかりプレーするバランスが難しくもありました。

 帰国直前の教育省表敬時には「現在のレベルの体育が今後も続いていくと思いますか?」というニュアンスの質問をいただきました。正直なところ、「半年~1年程度は続くと思うが、510年先は分からない。」というのが私の答えです。将来のために、種をまいて根を生やすのが、私たち協力隊の大きな役割の一つなので、任地を去る前は特に、「現在の体育を続けていくために何が必要か、誰が何をすべきか。」といった内容のミーティング何度か行いました。

 子どもたちのために、充実した体育教育が続いていくことを願いばかりです。そして、帰国後もできる範囲で自分がサポートできたらなと思っています。