JICA海外協力隊の世界日記

ユメニカケル~日々是気付~

シェアの文化

Hau o kai!(ハウ オー カイ!)」(食べに来なさい!)

活動先にいると聞かない日はないのでは。というほど聞く言葉。

トンガではシェアの文化があります。とくに食べ物に関してシェアの文化が根強い印象です。

食べ物を食べていたり、食べ物をもらったら、必ず他の人を誘います。

最近はバナナが時期なようで毎日のように大量のバナナをもらいます。

毎日昼食はバナナです。なんて健康的。

他にも日曜日は隣近所で、トンガ料理を分け合います。

自宅で作った、鶏肉や牛肉、羊肉、魚などをココナッツミルクをかけ、ルーという葉で包んだ蒸し料理や芋などをシェアしています。

先日、また同僚から「食べに来なさい!」と呼ばれたと思ったら、見たこともない、蒸された実でした。(トップの写真)

1年半過ごしてきたので、トンガのものはだいたい食べたかと思いきや、まだありました。

ifi(イフィ)」と呼ばれる、木になっている実だそうです。

味はちゃんと蒸されているものであれば、味のない栗のようで、蒸し足りないものだと若干酸っぱさを感じる、なんとも言えない実でした(笑)

トンガで自分ではなかなか手に入れるのが難しかったり、手を出しにくいもの、作ることが難しい料理まで、経験できているのはこのシェアの文化のおかげなのかもしれないと気づきました。

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