JICA海外協力隊の世界日記

青年海外協力隊 セネガル滞在記 ~Pas à pas~

校長会議

先日、カフリン県の小学校の校長先生たちが集まる会議があったので、私も参加させていただきました。

会議の始まりはお祈りから始まります。コーランを唱えます。

今年度、私の配属先であるカフリン県の視学官事務所IEF(教育委員会)は、新しい所長を迎えてのスタートとなりました。

(視学官とは、教育委員会に所属し、委員会が管轄する各学校の運営を監督をする人のことです。)

まず始めは、所長のあいさつです。新IEF体制の説明などがありました。

それから、CGEと呼ばれる学校運営委員会について、昨年度の小学校卒業試験の結果などが発表されました。

また、卒業試験の成績が良かった2つの学校の校長先生方が呼ばれ、その学校での経験を共有するということがなされていました。

それから、視学官たちに対しての意見・質問タイムです。

校長先生方、みなさん熱く語っています。普段、もの静かで穏やかな先生と感じていた方が、迫力ある言葉で語っていたので、圧倒されました。

会議の後半、私もJICAボランティアとして、話をさせていただく機会をいただきました。

たくさんの校長先生方の前で話をするのはとても緊張したのですが、普段学校巡回で先生方にお伝えしていること、今年度の方向性やこれからも先生方と一緒に授業について考え、実践していきたいということをお話しました。

会議後、何名かの校長先生が声をかけてくださり、今年も一緒に授業を行っていこうというお話をしてくれたのでうれしかったです。

まずは、校長先生とつながること。校長先生の理解を得られれば、その後の活動がスムーズです。

活動内容に共感してくれる人をみつけ、授業実施するまでには、事前に校長先生とお話する時間を作ったり、休み時間に先生方に授業を提案しながら考えを聞いたりと、地道な時間が必要です。

しかし、授業を実施したという結果だけではなく、先生方の意識の変化や授業実施までの過程を私は大切にしていきたいと思っています。

私がただ授業をやるのではなく、先生方が問題意識をもって、自らやってみようと思ったところをお手伝いできればと考えています。

毎日暑い中の学校巡回でくじけそうなことも多いのですが、一歩一歩少しずつがんばっていきたいと思います。

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