2024/10/10 Thu
文化 生活
# 22 Dakar 交通事情③
こんにちは。篠宮です。
僕は今、セネガルの首都ダカールで、障害児・者支援の隊員として活動をしています。
前回、前々回の記事では僕がダカールで利用する交通機関についてご紹介させていただきました。
今回もその続きで、「Car rapide / カーラピ」と「Ndiaga Ndiaye / ジャガンジャイ」についてです。
まずは「Car rapide / カーラピ」について。
見た目はこんな感じで、とてもカラフルです。
ほとんどのカーラピは、上の写真のように黄色と青が一般的です。
その中で、下の写真のように緑と青や、赤と青など。違う組み合わせのカーラピも存在します。
僕は個人的に、これらの違う組み合わせのカーラピを「見かけたらラッキー」、「乗れたら超ラッキー」と思っています。
乗車場所と降車場所は、前回と前々回に紹介した「バス」や「DemDikk」とだいたい同じです。もしくは人が集まっている場所です。
また、タイミングさえ合えば、自分の好きな場所で乗り降りできます。
乗車賃は100-150fcfa(日本円で約20-30円ほど)。基本は100fcfaですが、距離に応じて変わります。
カーラピ内には、お金を集める車掌さん的な人がいるので、その人に乗車賃を渡します。切符などは特にありません。
降りる際には、その車掌さんに降りることを伝えれば大丈夫です。
乗降車はカーラピ後方からです。また、助手席も座ることができます。
車内の写真は撮れなかったですが、4-6人が座れる横並びの椅子が、縦向きと横向きにそれぞれ平行に配置されていて、向かい合う感じになります。
カーラピはバスやDemDikkと比べて、移動距離が短いのと回転率が高い(バスやDemDikkよりも走っているカーラピの数が多い)のが特徴だと個人的に思っています。
だいたい、1つか、長くて2つの地区間や地区内を往復しています。
また、みんながよく行く場所(大学や市場、地方行きの大型バスの乗り場など)に行くことが多いです。
続いて、「Ndiaga Ndiaye / ジャガンジャイ」について。
大きさはカーラピよりも大きく、30-40人ほどが乗車可能です。
乗降車の場所はカーラピとほとんど同じです。
乗車賃は100-300fcfa(日本円で約20-75円くらい)で、距離に応じて変化します。
乗降車もカーラピと同じで、後方の出入り口からで、助手席も座ることができます。
乗車賃も車内に、車掌さん的な人がいるので、その人に行き先を伝えて渡します。切符などは特にありません。
ジャガンジャイは、行き先が決まっている場合(A地点とB地点の往復だけで、乗り降りもAとBのみ)があります。
その場合は、席が埋まらないと発車しません。
また、移動距離はカーラピよりも長いことが多く、2つや3つの地区間や地区内を往復しています。
その分、バスやDemDikkよりも最短ルートを通ることもあります。
なので、行き先や所要時間などでカーラピやジャガンジャイ、バス、DemDikkを使い分けるイメージでしょうか。
以上が、カーラピとジャガンジャイについてです。
また次回以降に、他の交通機関についてもご紹介させていただきます。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、またお会いしましょう。
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