JICA海外協力隊の世界日記

パラオと私とときどき海

普段の活動ー授業③:英語

活動先の小学校では、算数と体育をメインに教えていますが、先生が休んだりした時は、英語も教えます。また、苦手な児童を対象に放課後に英語を教えることもあります。活動当初は、「2年生の先生がいないから、英語教えてもらって良い?」と聞かれ、2ヶ月ほど、毎日、英語を教えていました。

低学年の子どもたちも文法にミスがあったり、語彙は限られていますが、英語で意思疎通をとることはそんなに問題はなくできます。

低学年の児童は新しい単語や文法を授業で習いながら、英語が読み書きの向上を意識した授業が行われています。

なぜ、読み書きが授業で重要視されるのか?

理由の一つは、パラオ語の教科書以外はすべて英語で書かれているからです。

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上記はパラオで使っているシンガポールの算数の教科書ですが、算数の教科書でもこれだけ文字が出てきます。

写真は絵本を使って授業外で英語の読み方、発音の仕方を教えているところです。

低学年を教えることが多く、文字の読み方と発音の仕方を教える場合が多いです。低学年はある程度、話すことはできても文字を読むとなるとまだまだ苦戦している児童が多いです。

なので、1年生のテストなどは、英語で書かれている指示が読めないので、先生が、問題の指示をパラオ語で説明している姿をよく見ます。

ただ、指示を説明すると同時にテスト問題の解き方も一緒に教えている時も多く、それが原因かは不明ですが、普段、勉強を勉強を苦手にしている児童もテストの点はとてもよいです。....笑

クラスに貼っているものなども基本的には全て英語になっており、低学年の頃から英語に慣れ、英語を読めるように工夫されています。

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曜日や色なども工夫して文字とともに覚えられるようにしています。特に曜日は、低学年のうちは毎日、児童に聞いたり、問題を解く際には、名前とともに曜日を書かせて覚えさせていっています。

Me a uriul!(それではまた)

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