JICA海外協力隊の世界日記

青年海外協力隊 PCインストラクターの日常

停電でコンピュータが使えないとき何をやるか問題

どうも。ロボすみもとです。

僕の住むパレンバンは頻繁に停電が起こります。

ここで考えなきゃいけないのが、停電でコンピュータが使えないとき何をやるか問題。僕と同じくPCインストラクターとして活動する隊員にとっては避けて通れない問題です。

電源がなくても出来るホワイトボードを使っての授業や、別の教材を用意したりと、いろいろと対策が考えられますが、そんな時、僕は自らロボットになって生徒にプログラミングをしてもらいます。


スーパーロボットすみもとは超合金でできた最新ロボ。
でも与えられた命令しか実行することが出来ません。

ロボすみもとの機能は、

1、立つ
2、座る
3、歩く
4、曲がる

の4つのみ。

椅子に座っているロボ住本を別の椅子まで誘導するにはどんな風にプログラムすればいいかを考えてもらいます。

こういうカードを使って、

どう組み合わせたらうまくいくかを考えます。

うまくプログラミングが出来ない時には机にぶつかったり、椅子の無いところに座ったり、口から火を噴いたりしますが、間違っても楽しみながらプログラミングの基本を勉強することが出来ます。(ちょっとだけウソをつきました)

生徒のみんなもゲラゲラ笑いながら楽しく勉強してくれました。 一通りうまくいった後には、

「目のようなセンサーがあれば"椅子を見つけたときに止まる"といったプログラムを作ることもできる」とか、

「歩くという機能は右足左足を交互に動かすという処理が集まったもの。実際のプログラミングでもこういう機能を使ってプログラミングを簡略化してる」といった補足をしたりします。

この授業でプログラミングに興味を持ってくれた生徒には、プログラムが勉強できるウェブサービスを教えたりして、自発的に勉強できるようにしています。

「もっと勉強したい!」と言ってもらえた時はホントにうれしいです。思わずガッツポーズしちゃいます(笑)

ちなみに授業を始める前のツカミとして「僕は実は日本から来たスーパーロボットなんだ」って言ってみたところ、ややウケでした。
けっこうきびしい。

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