JICA海外協力隊の世界日記

MpolaMpola日記 in ウガンダ

カオスすぎる!ウガンダの交通事情

ウガンダでは移動にボダボダと言われるバイクタクシーや、マタツと呼ばれる乗り合いの公共タクシーが利用されています。

ボダボダは、基本的にヘルメットなしかつ運転が荒いので非常に危ないため、隊員の利用は禁止されています。ただ渋滞を避けることができるため、現地の人たちは急ぎの用事があるときには利用しています。

マタツは乗り合いの公共タクシーです。多くの隊員にとってマタツが足となっています。

普通のバンを改造しているもので、これがまあなんでもありでとっても面白い乗り物です。

今日はそのマタツについて説明したいと思います。

①車について

マタツは基本的にとても古く、何度も修理を重ねたものがほとんどです。日本だったら車検に通らない車がほとんどだと思います。メーターは壊れているし、車の底に穴が空いていて下が見えることもあります。座席は背もたれがないこともあります。

修理してかろうじて動いている車がほとんどなので、乗っている最中に何度か故障し、途方に暮れたことがあります。

②外観

外装は白地に青いラインが入っており、ほとんどの車に日本語が書いてあります。日本語が書いてあることが日本車である証明になっているようで、一種のステータスになっているみたいです。

そのため、よく意味のわからない日本語が書いてあるマタツを見かけます。頑張って日本語を真似して書いたのかな、と微笑ましい気持ちになります。

③マタツの仕組み

マタツにはドライバーとコンダクターと呼ばれる呼び込みや料金の回収をする車掌がいます。コンダクターは窓から手や顔、身を乗り出し、行き先をひたすら叫び続けます。そして乗りそうな人や、降りる人がいたらドライバーに指示を出し、車を止めます。ドライバーとコンダクターの絶妙なコンビネーションが見ててとても面白いです。

④乗客

このマタツ、日本だったらMAXで8人乗りくらいでしょうが、ここはウガンダ。乗せられるだけ人を乗せた結果、いつもだいたい20人くらい乗っています。ぎゅうぎゅうで、隣の人とは常に密着状態です。満員でも無理やり乗せた結果、知らない子供が私の膝に乗っていたことがあります。

あまりにもぎゅうぎゅうだと現地の人もクレームを言ってたりしますが、20人程度では何も言わない人がほとんどで寛容だなぁといつも感心してしまいます。

乗せるのは人だけではありません。調理用バナナや魚(非常に臭います)などの食べ物を運んだり、帰省する人はベッドのマットレスを持ち込んできたりします。

動物もいます。何か鳴き声がすると思ったら、ひよこやニワトリがいたり。ヤギもいるらしいです!私はニワトリが苦手なのでいつもニワトリが乗ってこないことを祈っています。

・・・と、いろいろ書きましたが、なんだかんだ私はこの乗り物が好きです。現地の人とたわいもない話をしたり、窓から入ってくる風に当たりながらぼーっとしている時間が幸せだなぁと思います。

もしウガンダに来ることがあれば一度はぜひ乗ってみてください!

それではまた。

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