JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

いままでの活動に対して感じたこと

皆さんこんにちは!

じつは少し前にブータンで新型コロナに感染してしまいました。
感染中は自宅隔離でゆっくり休んでいましたが、その間に活動に関して思ったことがありましたので、今回はそれを書こうと思います。

以前のブログにも書いていますが、私の活動内容はITシステム開発を通した技術移転です。
ここまで1年以上活動してきたこともあり、配属先で私が担当しているシステムも複数あります。
そして、私が自宅療養している期間に、同僚からそのシステムについての問い合わせがありました。
今回考えさせられたのはこの問い合わせについてです。

誤解のないように先に断っておきますが、病気療養中に問い合わせが来たことについては問題視していません。
むしろ私に聞かざるを得ない状況を作ってしまった私自身に責任があると思っています。
どういうことか順を追って説明していきます。

まず最初に、問い合わせが来た時点でその内容を踏まえて私が思ったことは以下の2点です。
・こんな状況でも問い合わせがくることに対して、同僚からかなり信頼されるようになった
・同僚が私に問い合わせせざるを得ない状況を作ってしまった

後者についてもう少し掘り下げていくと、本来であれば同僚に対応して欲しい内容ではあるのですが、同僚のスキル不足、経験不足により、私に問い合わせをしなければ解決できない(または時間がかかる)状況となってしまい、仕方なく私に問い合わせをしたという状況です。
(実際、同僚が何とかしようとしたけれども解決できず、私に問い合わせが来ました)

これは、私のもともとの活動目的である「技術移転」が不十分であることを意味しています。
活動前半の1年は新型コロナ感染拡大によるロックダウンなどにより私が単独でシステム開発せざるを得ない状況が続き、その部分の技術移転が十分に行えていなかったことは事実です。
この件に関しては1年目の振り返りでも取り上げましたが、状況的に仕方がなかった部分も大きいと思います。
しかしながらこのように問題が顕在化してきたことにより、改めて「技術移転」の重要性、必要性を考えさせられました。
今後の活動ではより一層「技術移転」に力を入れていきたいと思います。

では、また次回!

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