JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

ブータンの教育制度1

皆さんこんにちは!

今回はブータンの教育制度について書いていきます。

まず、ブータンの基本的な教育制度の枠組みについてです。
日本の教育制度では皆さんもご存じの通り、小学校、中学校、高校、専門学校、大学のような教育機関(学校)があり、小学校であれば1年~6年の学年があります。
これに対して、ブータンにはPP、クラス1~クラス12、大学という区分があります。

PPは日本だと小学校入学前、保育園のような位置付けになるかと思います。
クラス1~クラス6が日本の小学校に相当する区分、
クラス7~クラス9が日本の中学校に相当する区分、
クラス10~クラス12が日本の高校に相当する区分、
大学はそのまま日本の大学に相当します。(大学については以降の説明は省略します。)

ただし、教育の区切りとしては、クラス8、10、12に大きな区切りがあり、ブータンの公務員の採用基準などでもクラス8、10、12の成績が1つの目安となっています。
これをもう少し細かく分ける場合は、PP、クラス1~6、7~8、9~10、11~12となります。

このため教育機関も日本とは構成が異なっていて、下記のような学校があります。
プライマリー・スクール: PP、クラス1~6の学校
ロアー・セカンダリー・スクール: PP、クラス1~8の学校(クラス7~8の場合あり)
ミドル・セカンダリー・スクール: PP、クラス1~10の学校(クラス7~10、クラス9~10の場合あり)
ハイアー・セカンダリー・スクール: クラス7~12の学校(クラス9~12、クラス11~12の場合あり)
セントラル・スクール: ハイアー・セカンダリー・スクールと同じ

学校によっては同じカテゴリーでも扱っている区分が違う場合があるので、ちょっとややこしいですね。

もう1点、ブータンでは私立の学校もありますが、公立の学校が主流となっています。

では、また次回!

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