JICA海外協力隊の世界日記

ブータンゆっくり散歩道

クタン

皆さんこんにちは!

今回は「クタン」を紹介します。

日本で仏教画を見ようと思ったらお寺などに行かない限り見られる機会は少ないと思いますが、ブータンではいろいろな場所で見ることができます。特に掛け軸のようになっている「クタン」という仏教画は多くの場所で見ることができます。
お寺などの宗教施設はもちろんのこと、配属先の会議室や応接室にも飾ってありますし、一般家庭でも飾られていたりします。
また、以前配属先の同僚の1人が移動した際には送別の品としてクタンが贈られていました。

サイズは高さ50cm程度の小さなものから2m近くありそうな大きなものまで様々です。
描かれている内容もいろいろな種類があり、日本ではあまり馴染みのない守護尊(ヴァジュラハイラヴァなど)や女神(ターラ菩薩など)が描かれたものもあります。
また、クタンは観光客向けのお土産としても沢山売られています。

ブータンの仏教画はチベット仏教が色濃く出ていて、先に紹介した守護尊や女神など日本で見る仏教画とは少し異なりますが、その独特の描かれ方が何とも言えない良さを醸し出しています。
その中でもブータンの方たちに特に人気があるのが、ブータンに仏教を伝えたとされる「グル・リンポチェ」という導師様が描かれたものです。

私は芸術としての仏教画が好きなので気に入ったクタンを部屋に飾っています。
これだけでも部屋が独特の雰囲気になり、ブータンの文化に触れられたような気分になります。
これはブータンに長く住んでいるからこそ気付くことができたブータンの楽しみ方なのかもしれません。

では、また次回!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ