JICA海外協力隊の世界日記

Jamm Lekk 平和だけ。

誰にとっての問題?

はじめにも書きましたが

私は、世界各地にいるボランティアのような

かっこいい活動はできていません。

 

だから、

活動について書くのが一番むずかしいです。

 

わたしは

2年たったときに

こんなことをした、とか

ソコンの病院がよくなった、とか

 

そうゆうことを

言いたかったり

目標としているのでは

 

ない気がしています。

 

じゃあ、

なんのためにここにいるのか。

 

わたしも、

日々考えます。

 

なんでここにいるんだろう。と

私が協力隊に来ようと思ったのは

世界のどこかにある問題にたいして、

なにか少しでも

できることがあるなら

手伝いたいと思ったから、です。

 

よくきく言葉ですが

確かにこう思っていました。

  

そして

問題があるものだと思ってました。

 

ところがどっこい。

 

 

任地ソコンの病院に配属されて

すぐにたくさんの問題が

みつかりました。

もっとこうしたらいい、

ということもいくつか気づきました。

 

同僚の人たちと関係性をつくって

問題提起して

共通認識をもって

 

病院をよりよくするために

一緒に考えて活動するはずでした。

 

 

ところがどっこい、、(2回目)!

 

 

別に問題ではなかったんです。

現地の人たちからしたら

わたしが問題と感じることは

あたりまえのことでした。

 

考えてみれば

わたしは

日本との違いを問題と捉えてただけで

 

ここで働いている人たちは

ここでの日々があたりまえです。

要請(病院での5S-KAIZEN活動)があって

わたしたちは派遣されているはずですが

  

現場レベルで関わる人たちは

日々それなりにがんばって働いていて 

 

現状に不満があっても

現状を受け入れることが

とても上手いです。

 

だから、

あたりまえの毎日に

問題なんてないし

 

問題として認識しても

解決しようとは思わない

ということに気づきました。

わたしがボランティアだというと

「何をしてくれるの?」

「ここの椅子が壊れてしまったから買って。」

「何がしたいの?」

「給料をあげてくれ。」

 

と支援に対して

ばりばりの受け身姿勢です。

この

援助はしてくれるもの、という

セネガル人の受け身の感覚に

とても違和感を感じました。

 

このような感覚の中で

セネガル人と協力して働くということは

わたしにとって

とても難しいことでした。

そして11ヶ月目の今も

この感覚の違いによって

たくさん悩みます。

  

活動の中身を

なにも書いてないのですが

長くなってしまうので

今度の記事で

活動の中で大切にしていること

どのように活動に向き合っているか

について書けたらと思います。

今、セネガルは雨季で

緑がとてもきれいです。

外に出るたびに、

きれいだなーと声に出してしまうほどです。

   

今日も神様のおかげで平和でした。

明日も平和でありますように。

 

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