JICA海外協力隊の世界日記

心はいつも晴れ☀ in Uganda

Letter project②

Mulenbe!(こんにちは)

「日本の友だちと文通をしたい」という配属先の生徒からの提案をきっかけに始まった「Letter project」。その取組について、以前紹介させていただきました。
今回はその後の様子について紹介します。

今年1月。新年が明けて間もない頃、日本から手紙が届きました。昨年の11月頃(ウガンダでは3学期が終わる直前)に日本へ送付した手紙の返事です。中学3年生の生徒たちの顔写真とともに、それぞれの自己紹介文や行事写真などが添付されたカラー刷りの手紙でした。現職参加制度でボランティア活動に参加している私にとっては懐かしい顔ぶれが並んでいて、「あの子たちがもう中学3年生になったのか」と驚くばかり。また、生徒たちが書いた英語での自己紹介文は、ウガンダの生徒たちの質問にも答えてくれた素晴らしいものだったので、心が熱くなりました。

原盤(カラー印刷された手紙)は職員室に、コピーした手紙は生徒用として廊下に掲示することになりました。「原盤は生徒たちが盗んだり破ったりするからやめた方がいい」との注意を受けたためです。とても残念でしたが、生徒たちには「原盤を見たければ職員室に来るように」と声をかけて対応することにしました。
職員室でも廊下でも、手紙の前には休み時間のたびに多くの人が集まり、誰もが興味深く手紙を読んでいました。校長先生や教頭先生も「これはすごい」と楽しんで読んでいました。

2月。ウガンダでは新学期が始まって間もない時期でしたが、第2回目となる手紙の作成を始めました。生徒たちから「次はいつ手紙を書くの」「誰がメンバーになるの」と質問されることも多く、任期が終わる前にもう一度手紙を書きたいと考えたためです。
手紙を書くにあたり、新しいメンバーを代表者として選出しました。多くの生徒たちに手紙を書く機会を与えるためです。また、ウガンダ人の先生にも協力をお願いして作業を進めました。トピックは「自己紹介」「学校行事(MDD、Sports day)」「学校生活(一日の流れ、週末の様子)」にしました。前回よりも内容を絞った分、詳しく書いてくれた生徒が多かったように思います。また、事前に内容を知らせていたため、下書きをしてきた生徒がいたことにも感動しました。みんなの協力のおかげで無事に手紙を完成させ、2月末に投函することができました。

「次は自分が!」と意欲的な生徒たち。プロジェクトの継続に前向きな先生方。もうすぐ私の任期は終わりますが、日本とウガンダの架け橋として、今後もこの取組が続いていくことを願います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Wanyala naabi!(ありがとうございました)

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ