JICA海外協力隊の世界日記

心はいつも晴れ☀ in Uganda

ウガンダの調理風景

Mulenbe!(こんにちは)

ウガンダでは暑い日が続いています。12月~2月が一番暑い時期と言われていますが、今年の暑さは予想以上です。強い日差しも乾燥した空気も昨年とは比べものにならず、車道の近くは土埃が舞い上がり息もできないほどです。

そして、乾季であるこの時期は「水不足」にも悩まされます。雨がほとんど降らなくなるため、蛇口をひねっても水が出ないことがしょっちゅうです。私の家の前に共同の水道が設置されていますが、2月上旬はほとんど水が出ませんでした。炊事、洗濯(もちろん手洗いです)、掃除、ベイジング(水浴び)など、水は欠かせないものだけに、幾度となく蛇口をひねってはため息をつく日々が続きました。

とはいえ、3月中旬でウガンダでの活動を終える私にとっては「このような不便な生活も、実は大切な一部なのではないか」と思えてきたりするので不思議です。ウガンダ生活をお伝えできるのも残りわずかとなってきましたが、最後までお付き合いください。

さて、今回はウガンダの調理の様子を紹介します。

ウガンダではどのような調理器具を使っているかというと、圧倒的に多いのがcharcoal stove(七輪)です(写真上)。木炭が安価で手に入るからかもしれませんが、お湯を沸かすのも、ご飯を炊くのも、マトケを調理するのもこれを使います。夏のキャンプの時に使ったことがある人もいると思いますが、毎日となると少し考えてしまいませんか。
他にも、ケロシンストーブと呼ばれる大型のアルコールランプのような器具や、電気コンロ、薪を使う家庭もあります。
私の場合は、日本と同じようにガスコンロを使用していますが、ガスはとても高額なので家庭でガスを使っているウガンダの人は見たことがありません。

調理は屋外で行うのが一般的です。日中は壁際で強い日差しを遮りながら、夜は屋外灯の明かりを利用しながら調理している姿を見かけます。ちなみに、食器置き場が屋外に設置されている家庭もあり、初めて目にしたときは驚きました。

ウガンダ人の調理方法を見ていると、身近なものを上手に活用する生活の知恵が感じられます。例えば、ポショ(とうもろこしの粉を水で溶いて練ったもの)や、マトケ(青いバナナを蒸し焼きにしてつぶしたもの)などの主食を調理した後は、バナナの葉っぱで包みます(写真中央)。これは保温や香りづけに良いそうです。鍋つかみとして、落ちていた花びらを利用していたのを見たこともあります。

最後の写真は、同じ職場の先生にご馳走していただいた時の一枚です。小魚やトマト、ナス(ウガンダには緑色で苦みの強い種類があります)、玉葱などを煮込んだ料理で、ポショのおかずとして美味しくいただきました。どんな時も歓迎して迎え入れてくれたり、ご飯をご馳走してくれたり、帰りは途中まで見送ってくれたりと、「おもてなし」の心でもてなしてくれた先生に感謝です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Wanyala naabi!(ありがとうございました)

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