JICA海外協力隊の世界日記

エジプトは今日も晴れ!

【26】初めての誕生日会!

アッサラーム アライクム!

休日の午後2時過ぎ。首都のカイロにいた時のことです。
活動先の同僚、アーヤからメッセージが届きました。

今日、夜8時からオマルとジーンの誕生日会をするよ。もし、クエスナ(任地)にいるなら、おいでよ。」
「オマルとジーンが、ハルカに来てほしがってるよ。」

オマルとジーンはアーヤの息子で、私も面識があります。
行きたい気持ちはあるけど…夜にクエスナに帰ってその後か…どうしようか…

迷いに迷った結果、っかくなので行くことに!
よく考えてみると誰かの誕生日会に参加するのは初めて
どんなことをするのか、気になったのもあります。

アーヤの家は、クエスナに近いけど、初めて行く地域にありました。
「ファトハ モスクの近く」だと言われましたが、携帯の地図にも出てこないし、よく分かりません
道端にいた人にモスクの場所を聞きながら、歩きました。

最終的に、道端にいたおじさんに携帯を渡し、アーヤと電話越しに話してもらいました。
「ここで待ってな。」と彼に言われたので待つこと数分
アーヤが迎えに来てくれて、無事会えました

「誕生日会に誰がいるの?旦那さんとオマルとジーン?」と聞くと、「そうだよ!」
こじんまりとした誕生日会なんだな、と思いながらアーヤの家に到着しました。

家の扉を開けると・・・
子どもがたくさん、彼らのお母さんもたくさん。全然こじんまりしてない!

オマルとジーン以外は、初めて会う子ばかり。
私を見て、誰?とポカンとした顔をしています。
挨拶すると、挨拶を返してはくれるけど、グイグイ来る子はいません。(めずらしい!)

みんなの名前を聞いたり、年齢を当てたり、誰が兄弟なのかを教えてもらったり。
それだけで、一気に距離が縮まるので、嬉しいです。

みんなにも「ハルカ」と覚えてもらえました。

アーヤの家に着いたのは、9時過ぎで、会の途中。
今からケーキを食べるというタイミングでした。

ケーキは2つあって、それぞれ8(オマル)と5(ジーン)の数字のろうそくが立てられています。
ろうそくに火をつけ、みんなに手渡されたのが、手持ち花火・・・!?

ろうそくの火に花火を近付けて、火をもらい、上に向けます。
部屋の電気を消して、花火があちこちでパチパチする中、誕生日の歌を歌い、ろうそくの火を消す

まさかの花火登場に、とても驚きました。

その後は、自由時間。
ケーキを食べたり、お喋りをしたり、写真を撮ったり、子どもが音楽に合わせて踊ったり。

音楽がかかるとダンスをするエジプト人の姿は、小さい時からの習慣によるもんなんだな、としみじみ感じました。
明るく陽気で無邪気なエジプト人、好きです。

たくさんいた子どもの中の一人、イッスラーちゃん
私になついてくれ、近くに寄って来てくれました。

急なお誘いだったので、いつもは持っている折り紙も持っておらず
さっきの花火が入っていた紙を折って作ったハート日本語で名前を書いた紙をプレゼント。

そんなものでも、嬉しそうにお母さんに見せて大事そうに持ってくれていました。ありがとう。

9時半までだと聞いていた誕生日会。
もちろん時間通りに終わることはなく、解散したのは10時半過ぎ

「次、いつ来るの!」「また会いたい!」と言ってくれる子がいて、嬉しい限りでした。
また、会えるといいなあ。

行くか迷っていた誕生日会、本当に来てよかった!!
楽しかった思い出です。

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