2022/07/21 Thu
活動
【授業④】人形を作ろう!②採寸・カット
こんにちは。今回も5年生で取り組んでいる人形作りの様子をお伝えします。
全4時間で計画しているこの授業の流れは、①藁人形作り②採寸・布カット③ソーイング④余剰制作時間・展示 となっています。
前回記事:【授業④】人形を作ろう!①藁人形 | モンキーベイでSekererani!(寺門 香音) | JICA海外協力隊の世界日記
今回は、前回の藁人形作りの続きということで、②の授業の様子をお伝えします。
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私の活動は巡回型のため、1つの学校に行くのは週に1回のみ。藁人形作りから1週間ぶりに学校に行き、保管していた藁人形とご対面。すると…
人形カビだらけ\(^o^)/
バケツに100体以上の藁人形を押し込んだ上に、窓のない部屋に1週間保管したことで、新鮮だった人形にはしっかりカビと分かる大きなカビが大量に生えていました。
さすがにやばい、どうしよう…と思い、人形を天日干ししながらパートナーに相談しましたが…
「んー。ノープロブレム!いつか干せばいい!教室持って行くぞ!」と。先生も子どもも何も気にせず授業が始まりました。(強い)
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まずは人形の型をとり、洋服の型紙を作るところから教えます。これがまず難しい。
色々な例を示して、「縫い代の分、仕上がりが小さくなるやろ!」「パツパツの服は着せにくいやろ!」「だから型紙は大きさに余裕をもたせて作るんだよ!」と説明しますが、なかなか伝わりません。
子ども達は定規を持っておらず、長さ間隔もあいまいなので、先生と相談して「人形の型から指の第二間接分の長さをとって服の形を描きなさい!」と指示する作戦に出ましたが、まあまあパニック。
理解した子を中心に、型を描いてもらいました。
そしてこの授業で一番恐れていたのが、裁断の時間。
子どもの数110人。に対してハサミの数4本(私のもの2本、校長室のもの2本)。
家から持ってきている子もいますが、切れ味は皆無。
2本は私とパートナーの先生が教室巡回しながら素早く切って回る用、残りの2本は子どもが自分たちで切る用です。
全員の型紙と布を切り終え、知らない間に1時間半が経過していました。(1コマ35分です)
1週間で手に大きな豆ができましたが、なんとか全員の布の裁断を終えることができました。
次回は楽しい裁縫です。みんな、糸と針持ってきてね!
Zikomo Kwambiri !!
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