JICA海外協力隊の世界日記

アンドライ ~ともに~

はじめまして!

サラムノ~。

エチオピアで使われている一般的な挨拶です。日本でいう「こんにちは」のような意味があります。エチオピアの言語については、また別の回で書くとして今日は初回なので自己紹介を含め協力隊へ参加したきっかけを書きます。

私は、日本の小学校で3年勤務した後、現職教員特別参加制度という制度を使いエチオピアへ派遣されました。派遣期間は、一般的な派遣期間より3か月短く(通常2年派遣)19ヵ月です。

出身地は東京都の多摩地区です。小学生の頃から外国の人を我が家で預かり、ホストファミリーをしていた関係で外国は私にとって遠い存在ではありませんでした。中学高校と帰国子女が多く在籍する学校に進学すると、ますます海外への興味が沸いてきました。特に、高校時代に選択した「国際理解」の授業で、途上国について考えさせられる場面が多くあり、何か彼らのために私にできることはないかと思い始めるようになりました。

大学受験の際に、国際関係の大学か教育系の大学へ進学するか悩んだ時期がありました。

国際関係の仕事に携わりたいという気持ちは、もちろんありましたが、幼い頃からの夢であった小学校の教員をしたいという気持ちが消えることはなく、大学は教員養成系の大学へ進学しました。

晴れて東京都の小学校教員になり、一年勤務した後、ふと協力隊の事を思い出します。日本の教育現場を経験し、私が途上国のために教育を通じてできることが何かあるのではないかと。

教員二年目の時に、現職教員が参加できる制度を運良く見つけ海外協力隊への参加を強く考え始めるようになりました。そして、三年目の夏に試験合格通知を受け取りました。受験の際に、要請内容(活動内容)を見て、志望した国が私の今の活動国であるエチオピアでした。

そして、教員四年目の夏、2018年7月からエチオピアへ小学校教育の要請で派遣されました。

私の要請内容は、図工、音楽、体育を一つにした科目(エステティック)の小学校教員の能力向上支援というものでした。簡単に言うと、現地の先生と一緒に授業をしたり、より効果的な授業が行えるように支援したりする役割です。

日本では、この3教科が一科目になっていないので想像しづらいと思いますが、エチオピアでは小学校1~4年生までは図工、音楽、体育が一科目となっています。

配属先は、マハルグンフッレプライマリースクールという名前のエチオピア首都アディスアベバの小規模な公立小学校です。

現在エチオピア生活、一年半年目。帰国まで残り一ヵ月半となりました。

文章に起こすと私のエチオピアでの活動がA4に収まってしまいそうですが、様々なことを現地で生活し感じ、学び、時には悩んできました。

次回から具体的にエチオピアで私が行ってきた活動や文化等、紹介していきますので楽しみにして下さい。少しでもエチオピアの事を皆様に伝えられるように執筆していきます。

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