JICA海外協力隊の世界日記

タイはよかとこっタイ!

<第27回>退所者フォローアップ訪問

サワディーカップ(こんにちは)。

タイの冬がやってきました(だいたい12~2月)。

タイの東北部は意外と寒くて、昨年は最低気温7度くらいまで冷え込みました・・・。

さて、ここは何でしょう?

正解は左の木々の裏に患者さんの家があります。

うちの施設を退所した片麻痺の患者さんが一人で暮らしています。

この方は日常生活は全部自立しているので、ここで自給自足の生活をされています。東北部の田舎町はこのようなところに家があって、障害者が暮らしていることが良くあります。このような状況の場所で車いすで生活している方もたくさんいて、なかなか外出の機会もない人が多いのが現実です。

上の患者さんがここの住人です。

訪問した時はちょうど長くつを履いて、農作業をしていました。

治療の際に頭蓋骨を半分外している患者さんので、転倒などには注意しないといけません(タイではバイクでの交通事故が多く、治療の際に頭蓋骨を外している患者さんを多く見かけます)。スタッフで訪問して、実際の生活の様子を見て、できる指導をして帰宅するといった感じです。

当施設は東北地方全土(20県)を管轄している施設なので、退所の度に患者さんの家を訪問することは困難です。その為、退所後1~2年して、近くの患者さんをまとめて訪問するといった形をとっているようです。

上の写真のように職場に訪問して、仕事の状況をみることもあります。

右上肢の切断の患者さんで、理学療法士が幻肢痛への対応を指導しています。こうやって実際の仕事ぶりを確認できるのはとてもいいことだと思います。

以上、タイの障害者の生活と仕事の状況をお届けしました。

最後まで読んでいただいて、コープクンカップ。

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