JICA海外協力隊の世界日記

辻 明男のラパス滞在日記

任地ラパスは砂漠の荒野の中

カリフォルニア半島の南の端近くにあるラパス市は人口25万人ほどで、バハカリフォルニアスル州の州都ですが、砂漠の荒野の中にぽつんとあります。カリフォルニア半島だけで日本の本州とほぼ同じ大きさがあるのに、ほとんどが山やサボテンの荒野です。ここは人が住まない荒れた土地ばかりで、ところどころに思い出したように町や市があります。

ラパス市から一番近い隣の市、ロスカボス市まで200kmほどあり、車で3時間ほどかかります。他の市なら250kmや300kmとか、気が遠くなります。

写真の道路は隣街と結んでくれる半島縦貫国道1号ですが、ごらんのように荒野のなかを一直線に伸びています。まわりはサボテンか潅木が生えているだけの未利用地です。雨がほとんど降らないし、水がないと草も生えないし牧畜も難しそうです。山を見ると大昔の地殻変動がわかるような形をしています。

市街地を離れて少し郊外へ行くと、こんな景色があちこちで見られます。サボテンと潅木がはえているだけです。山も禿山に近い岩山で、サボテンが少し生えている程度です。道路もメイン道路以外は舗装のしていない砂の道です。

ここは郊外にあるバランドラという海水浴で有名なビーチですが、あまり人の姿はみえません。海水浴場といっても小さな売店があるだけで、ホテルもレストランもありません。まわりの陸地は全くの人の手が入っていないようですし、工場もないし、人も住んでいないので、ここの海は自然のままでたいへんきれいな水質です。

冬から春先はまだ水温が低いので、5月ごろからは水温も上がってきて海水浴シーズンになるようです。

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