JICA海外協力隊の世界日記

堤健二のドミニカ共和国滞在日記

中小企業訪問

今年に入ってから、活動の中心として、中小企業訪問があります。既に、4社の訪問を実施しました。今日は、その活動状況を投稿します。

初めは、ヨーロッパにバナナを輸出している企業です。収穫されたバナナを塩素水のプールで表面を消毒し、箱詰めする施設を視察しました。この工場で感じたことは、注意事項などが描かれている掲示板がありましたが、天井の高いところにあったり、文字が小さく見えづらいことです。また、倉庫の整理も十分ではなく、消毒器具とダンボールが混在していて、整理整頓がなされていません。作業場の床も外から持ち込まれた泥が散見され、衛生的な問題を指摘しました。このように衛生管理の重要性は認識しているものの、実践が伴っていないのが現状です。知識としては持ち合わせていても、実践しなければ何にもならないことの事例です。

次の訪問は、時期的に農場へは道路条件が悪く、訪問できませんでしたが、農家の人との話は出来ました。パイナップルとオクラの栽培をしていて、ヨーロッパに輸出希望とのことでした。ここでオクラ(OKRA)が英語名であることを知りました。

3社目の訪問先は、グアジャバという果物を使った、お菓子の工場でした。この工場は小さいながらも、きちっとした衛生管理がなされており、改良点は多々あるものの、中小企業としては合格点を出せるものでした。この会社は現在、国内向けに製造販売していますが、さらに販路を広げたいとの考えで、ヨーロッパへの輸出を考えています。問題は、ヨーロッパの基準に合う衛生管理としてのISOやHACCPなどの資格の取得です。また、輸出となると供給量の確保と季節変動への対応が重要になってきます。

4社目はカカオ工場の視察でした。この工場は組合として組織され、約120から130の農家が集まって組織されている新しい組合です。設備も新しく、まだ倉庫など新設中の建物もありました。国内販売は行なっていますが、組合の紹介パンフレットや製品紹介のパンフレットなどはこれからと言う状況でした。技術的にもまだ未熟さが感じられる施設で、製品の品質管理の充実がこれから必要であると感じました。

これらの感想を報告書として、配属先に提出することが私のボランティアとしての仕事です。

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