JICA海外協力隊の世界日記

堤健二のドミニカ共和国滞在日記

メロン輸出企業訪問

 数日前、ヨーロッパやアメリカ合衆国にメロンを輸出している会社を訪問しました。広大な敷地の中でメロンが栽培され、その大きさに圧倒されました。労働者は100人近くいてほとんどが隣の国から出稼ぎに来たハイチ人です。畝には履歴が分かるように、いつ苗を植えつけたかが書かれた、プレートが挿されています。花が咲いて実が付くと、2個ぐらいを残してその他を摘果しています。大きくなったメロンは土に触れた跡が少なくなるように、プラスチックで出来たネットの上で育てられています。露地栽培では、土地に触れないように吊るして栽培することが難しいため、このようにプラスティックネットを使用しています。その他、雑草の除去など、全て人の手によって栽培されています。加えて、炎天下の作業を考えると、大変過酷な労働だと推測できます。このように育てられたメロンは、糖度12パーセント以上が保証されています。試食したところ、ここのメロンの果肉の色は黄色で、日本の高級メロンのように緑色ではありませんが、果肉も柔らかく、甘くて、高級メロンに近い品質だと感じました。

このように育てられたメロンは、洗浄後、大きさごとにダンボールに入れられて、航空便でヨーロッパや米国へ輸出されています。この農園の場所は、空港に近く交通の便も良いという航空便での配送の立地条件にぴったりの場所です。船を使わず、航空便で送るのは味や香りが保たれた状態で市場に並べられるようにするためだとの事です。メロンの食べごろは、一般的に収穫後から10日前後だといわれています。ここでも、会社の品質に対するこだわりが感じられます。

農場など案内してくれた人は、この会社の副社長という立場のマルセーユ出身のフランス人でした。ドミニカ共和国に来て20年以上になるそうです。この人の説明を聞いていると、如何にメロン栽培に情熱を懸けているかが分かりました。農場で仕事をしているのが楽しく、日々、メロンが大きくなるのが楽しいと語っていました。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ