JICA海外協力隊の世界日記

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ワークショップの開催

先日、クダ州の南の地域で教材についてのワークショップを開催することができました。

以前から教材について知りたいと職員から要望があり、今回やっと実現することができました。

アイスブレイキングでは、ノンバーバルコミュニケーションの大切さを知ることをテーマに話さずに自分の意志を伝えるゲームをしました。

みんなゲームを楽しみながらも、伝える難しさ理解する難しさを感じてくれていました。

プレゼンテーションで伝えたことは、教材を作ったり用意したりする前に、子どもの発達段階や興味関心を知ることが大切だということです。

どんなに機能を備えた優れた教材でも、子どもの興味や発達に応じたものでないと、子どもの取り組む姿勢ややる気は引き出せません。

施設に通う子どもの多くは特別支援学級ではついていけないので施設の通っているので、勉強するのは難しいのですがマレーシアでは幼稚園から勉強を始めるので施設でもアカデミックです。

マレーシアでは勉強が大切ですが、遊ぶ大切さを伝えました。

私が一方的に伝えるのではなく、7つの施設が集まってのワークショップなので施設で使用している教材について紹介をしてもらいました。

同じ教材は一つもなく、それぞれの施設で工夫して教材を作成していることがわかりました。

施設同士の情報共有の場にもなり良い機会でした。

最後に教材づくりをしました。

教材といってもアカデミックではなく、簡単な竹とんぼ作りやスライム作りをしました。

作る過程では色を自分で選んだり、シールを貼る、折る、手をすり合わせて飛ばすなど様々な動作があり、机で絵カードを使用しなくても色を学べる機会を作ることができることを伝えました。

職員は楽しく作ってくれており、子どもと活動する時も楽しい活動にすることが一番大切だと伝えました。

今回ワークショップで紹介した活動や教材を施設で実践してもらえるように後日フォローアップに行く予定です。

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