JICA海外協力隊の世界日記

来た道 行く道 マレーシアで共に

初めてのワークショップ

施設からの帰りの車で、施設長が活動について尋ねてくれました。

そこで、職員のみんなとじっくり話し合う時間があまりないことを伝えるとワークショップの計画をたててくれました。

職員だけでなく、利用者のご両親にも声を掛けて下さり、少人数ですがワークショップを行うことができました。

初めてのワークショップだったので、内容はマレーシアの施設訪問の報告と日本の施設紹介、日本の施設の遊び紹介、応用行動分析(人が行動をする原理を知り、問題行動の解決をはかるといった内容)の3点を話しました。

少人数で行ったので、私が伝える中で疑問点をその場で言ってもらい、対話しながら進めることができました。

日本の施設紹介では、職員のみなさんが日本の金銭面の制度は興味をもち、たくさん質問を頂きました。

遊び紹介でも日本の遊びに興味を持って下さり、どのような遊びなのかと積極的に聞いて下さいました。

応用行動分析学はこの施設の現状をふまえ、問題解決に役立つのではと考え、今回取り上げました。

現地の言葉で伝えることが大変難しく、協力してくださったSVの方と一緒に劇をしたり、職員の方にシュミレーションで障害者の立場になって、支援を体験してもらいました。

私たち自身にも言葉の面でコミュニケーションに障害があるので、そこを活かして私が日本語で指示を出し、その指示がわからない場合どのように支援を増やせば理解できるか実践し、様々なアプローチ方法があることを一緒に学びました。

言葉でたくさん説明するよりも体験してもらうことで何とか伝わったのではないかと思います。

このワークショップを通して、改めて人に伝えるという難しさを実感しました。

わかりやすく、伝わるようにまだまだ改善していかなければなりません。

そしてこの知識が支援に活かされるように、次は一緒に実践していきたいです。

人に伝えるためには自分自身がより深く理解し、知識を増やさなければならないということを学ぶことができました。

そして伝えるだけではなく、自分自身も学んでいかなければならないと痛感しました。

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