JICA海外協力隊の世界日記

交剣知愛 en ドミニカ共和国

鏡開き

武道を修行する者の新春恒例行事として「鏡開き」があります。

その本来の意味を少し説明します。お正月は新しい年を運んでくれる「歳神様」をお迎えする行事で、鏡餅は歳神様へのお供え物です。従って鏡餅には歳神様の力が宿っていると言われています。松の内が過ぎたときに歳神様をお送りするため、鏡を開き歳神様の力が宿った鏡餅をいただくことでその年の家内安全、健康、幸運などを祈ります。つまり「鏡開き」とはお正月に飾った鏡餅を雑煮などにして食べる行事です。

一方。武道では道場を開き、稽古始めの行事を「鏡開き」と言い、一年で最も神聖な行事です。昨日、そんな行事がここドミニカ共和国で行われました。もちろん剣道愛好家が行っているのですが、来賓を招待し、居合道の演武に始まり、日本剣道形及び日頃行っている剣道の稽古を披露しました。何とどこで手に入れたのか鏡餅があり、最後に御神酒で今年の健康と幸運を祈りました。本当に驚きました。日本及び剣道を良く理解し、日本の伝統行事を伝承してくれている剣士諸君ありがとう。

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