JICA海外協力隊の世界日記

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狩猟採集民族ブッシュマンのところへ

機会があり、狩猟採集民族であるブッシュマン(別名”サン”または”コイサン”)が住む地域に行ってきました。首都のハボローネからは長距離バス等を乗り継ぎ12時間以上かかります。

ブッシュマンはかつてボツワナの中心に大きく広がるセントラル・カラハリという乾燥した大地で、狩猟・採集をしながら生計を立てていましたが、1979 年の政府による定住化政策により、そのエリアでの狩猟および居住が全面的に禁止となり、その外側にあたる土地での定住を余儀なくされました。そのブッシュマンの、ある家族の家に2泊3日のホームステイをさせていただきました。ホームステイといっても、テントを持参し、その家族の家の敷地内で寝泊まりをしました。ブッシュマンは元々は狩りをしながら移動して生活していたこともあり、毎日一食が普通で、朝と夜はお茶のみでお昼に食事をする生活を送っています。それは狩りをしていた時代から今も変わらないようです。言語も独自の言語を使っています。英語を話せる人は外に出稼ぎに行っている人たちだけです。

この地域には小学校もあり子供たちは学校が休みで、日本人がいることが珍しいのかホームステイ先に集まってきました。滞在中は子供たちと村を歩いて回ったり、歌遊びをしたり、村の外れの方に虫を取りに行ったりして過ごしました。この写真は虫をとりに行く道中です。

この虫を茹でて?食べるのが最高のお菓子だそうです。私たちが虫取り後に出かけている時に食べ終わってしまったようで、タイミング良く?食べることはできませんでした。

電気もほぼなく、携帯の電波も入らない場所で、日本や都市部の暮らしとは全く違う暮らしを体験でき、本当に貴重な経験ができた旅でした。街灯もないので、夜空がすごく綺麗で流れ星をいくつも見ることができました。

*写真は権利上の関係で子供達の顔が見えないものを使用しています。

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