JICA海外協力隊の世界日記

野菜と人を育てる。

養鶏場 ~Fatin Hakiak Manu~

平成26年度1次隊は、ほとんどの隊員が今月末で活動が終わりとなります。

そのため、ラストスパートで大忙しの最近でしたが、なんと!!!2014年からずっとお願いしていた社会見学が実現しました!


2014年、農業研修の時間割を作りはじめて気付きました。


全くにカリキュラムに沿ってない!

畜産についての基礎研修もしなければならないはずが、実際はしていなかった。


というより、配属先では畜産はしていなかったので、しようがなかったのでしょう。

そこで、社会見学を時間割に組み込んでみました。

①地方の養鶏場

②ゴミ集積場のコンポスト会社

の二つです。

今回行ってきたのは①養鶏場です。

※②ゴミ集積場のコンポスト会社は近日、訪問をすることが確定しています!次回の更新をお楽しみに~!


社会見学をさせることで、カリキュラムにある習得必須項目をクリアできることと、何より研修生たちが『仕事』を間近で学ぶことができると思ったからです。

私がもうすぐ帰国する、ということで、同僚が頑張って訪問実現のために書類を準備してくれ、私の他の仕事にかぶらないように日程も組んでくれ、活動終了間際にようやく実現しました。

本当にホッとしました。

と、同時に、何とか実現させようと頑張って動いてくれた同僚たちに感動しました。

こちらの養鶏場は、インドネシア人が技術指導をしていて、今はスタッフは約80名います。

首都ディリから、最近舗装されたキレイな道路を走ること約50分...エルメラ県に入ってすぐに位置するこの養鶏場。

現在いる鶏は約95,000羽だそうで、その迫力とニオイ(?)に研修生たちはビックリ!

東ティモールのスーパーに並んでいる卵はココから出荷されています。

ココで生産されているのは卵だけでなく、そのフンも肥料として販売されています。

20㎏の米袋に詰められて、1袋5ドルほどで農家さんたちに販売されます。

※もちろん、配属先も愛用中。(というか、鶏糞が手に入るのは恐らくココだけ。)

今回の社会見学は、配属先にとって初めてのチャレンジでした。

車の手配や、見学の計画など、まだまだスムーズにはいきませんでしたが、頑張ってくれた同僚たちに感謝!

これからも継続して続けていくように、何度も念を押しておきました。

研修生たちにとっても、生の生産現場を見ることができて、刺激になったようでした。

色々な現場を見て、たくさんのことを感じて、いつか彼ら自身が仕事を通して、これからの東ティモールをどんどん発展させていってほしいです。

PS:今回の社会見学でも、運転の荒さとニワトリのニオイ(???)のせいで研修生はたちまちダウン。こればっかりは、どうにもならないみたいでした。

がんばれ!東ティモールを背負って立つ研修生たち!

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