2016/04/19 Tue
文化
ネパールの新年
西洋歴2016年4月13日はネパール暦2073年1月1日(バイサーク エクガテ)、そうです、ネパールの新しい年の始まりです。
元旦は休日です。でも市内は普段と特別変わった様子もなく、新年の飾りつけもありません。人達は、「ナヤ バルサコ スバカマナ(新年おめでとう)」と一応祝辞を交わし合っていますけれど、日本の新年のようにお酒を飲んだりご馳走を食べたりのお祝い事はなさそうです。でも、せっかくネパールの新年を迎えたので、ネパール人の友人たちと一緒に初詣、お寺のはしご詣をしました。
先ず、最初に訪れたのは、クンベシュワールという五重塔を持ちシヴァ神を祀るパタン最古のヒンドゥー教寺院です。境内は、新年を祝う人達でいつもより混雑していました。赤いサリーで着飾った女性の姿も見られました。やっぱり、ネパール人も新年の初詣に来るんですね。
門前で神様に捧げるお灯明を買い、炎を灯して、家族の健康とネパール地震からの早期復興を祈りました。
次に、ネパール随一のヒンドゥー教寺院のパシュパティに行きました。
パシュパティには、巨大な牛の神様が祭られています。また、ガート(斎場)では、物故した人の遺骸を荼毘に伏して、バグマティ川にすべて葬ります。
ここでも、大勢の人がお参りに来ていました。
続いてスワヤムブーに行きました。
スワヤムブーは、小高い丘の上に建立された仏教寺院です。頂上のストゥパー(仏塔)が、カトマンズ市内を見下ろす三つ目の顔のように描かれていることから、通称目玉寺と言われています。ここには、エンジ色と黄色の袈裟を纏ったお坊さんが、全身を床に投げ打って五体投地の修行に励む姿が見られました。
お寺の麓には、昨年のネパール大地震で被災し家を失った人達が暮らすテント村がありました。
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