JICA海外協力隊の世界日記

カメルーン日々是好日

ネリカ米研修 in ヤウンデ

ネリカ米の研修を受講してきました。陸稲のネリカ米の栽培を推進していて、基本的には雨水だけで栽培します。なので、日本の水稲とは少し違います。カメルーンでは、種まきから収穫まで約3.5ヶ月から4か月で、気候条件が合えば年に2回収穫できます。今回の研修は、7月に植える2回目の作の研修です。カメルーンでは、湿地などで昔から水稲栽培が行われている地域もありますが、乾燥に強く収量の多いネリカ米を普及して、米の生産量をあげるのが目的です。

研修施設の畑では、灌漑設備があるため、年中種まきされていて、小さい苗から収穫まで同時に見ることができます。上の写真で、奥は穂が出ていませんが、手前は穂が黄色く色づいています。1週間おきに種まきをしているので、何週間で出穂するかなど、稲の生長がよくわかります。

これは、脱穀の様子。日本の水稲はたたいてもなかなか米は落ちませんが、ネリカ米は簡単に脱穀できます。ドラム缶に3回くらいたたきつけただけでだいたいの米が落ちます。カメルーンでは、耕起から収穫、脱穀、選別すべてが手作業。道具は使っても、機械はありません。経済発展が進むにつれて需要が増える米。今カメルーンで売られている米のほとんどがタイをはじめとするアジアからの輸入米ですが、もっとカメルーン産の米が食べれるようになればいいなと思います。

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