JICA海外協力隊の世界日記

ゆったり、笑顔で、オブリガード!

ビバ!サンバ!カーニバル、ブラジーーーール!

ブラジルと言えば、カーニバル!もともとヨーロッパで宗教儀式として始まり、カトリックに取り入れられました。ブラジルでは二つの流れに分かれていったそうです。一つは、上流階層が劇場やホテルの大広間などで催す、高級シャンペンを飲み、花を投げあい、華麗な仮面舞踏会、仮装行列、華やかに飾りつけられた山車などに代表されるハイレベルのカーニバル、もう一つは、打楽器を鳴らし、テンポの速い曲で踊り騒ぐ、ストリート・カーニバルやエスコーラ・デ・サンバ(サンバ学校)などに代表される庶民的なカーニバル。 つまり、いろいろなカーニバルがあり、地域によって魅力が異なります。もちろん、私も日本にいる時は、リオのカーニバルだけのイメージでした。まずは、リオとサンパウロでは、サンボードロモというサンバ専用のスタジアムがあります。それが、我々のイメージするものです。リオは、長さ850m。そこで、サンバ学校のチームの戦いです。ショーの時間は6580分。審査員がいろいろな項目でチェック、優勝すれば賞金4,5億円!日本人でも参加できます。衣装代=参加費で、5000円~5万円。1チーム多いところで5000人くらいいます。どれほどのお金が動いているのでしょうね。経済効果は抜群ですね。すごいです!もちろん観戦チケットもいい値段しますよ。

次は、サルバドール。ここでは、ストリート型です。山車の上に人気歌手が乗り、歌います。ぞれぞれが好きなアーティストのチームに参加するために、Tシャツを買います。これが参加費です。ブロッコと呼ばれ、山車についていき、踊り歌い、騒ぎます。黒人系が多い地域で、みんなで踊りを楽しむ参加型です。私も5時間ほど踊り続けました!楽しかったし、スリムになりました!

最後に、サルバドールより、北のあるオリンダ!ここでは、大きな人形がメインです。ここも、ストリートで人形の周りを一緒に練り歩きます。有名人の人形があり、サッカー選手のペレ、マイケルジャクソンなど、日本人も知っている人形もありますよ。まだまだ、ブラジルは広いのでたくさんのカーニバルがあると思います。知らない人同士でも、みんな笑顔で一緒に踊る。女装や仮装、なんでもあります。そして、その中で働いている人たちもたくさんいます。踊りながら、ビールを飲み人が多く、パレードの中でビールを売る売り子。また、飲み終えた缶を回収する人たち。ロープを張ってブロッコたちを守る人たち。みんなダンシング!笑顔があり、その人たちもカーニバルの大切な存在で、心地よくなりました。最後に、一番衝撃だったのは、満員電車のようなパレードの雑踏の中に、車いすの人たちもいたんです。そういうブラジルが大好きです!

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