JICA海外協力隊の世界日記

手のひらのパナマ野生蘭

パナマの国花が咲きました。

こんにちは。あゆみです。
今回は、とても嬉しい報告です。
パナマの国花であるエスピリトゥ・サント(Espíritu Santo)が開花しました。


エスピリトゥ・サントの特徴は、そのユニークな形です。
よく見てみると、中心にハトが座っています。見えましたか?


エスピリトゥ・サントとは、スペイン語で「精霊」を意味し、英語では、Holy Ghost Orchidともいわれます。


平和の象徴であるハトと、純白の花びら。


顔を近づけてみると、そのさわやかな香りについうっとりしてしまいます。

エスピリトゥ・サントは、適度な湿度と涼しい日陰を好みます。
わたしの腰の高さ以上までひょろりと茎が伸び、親指ほどのつぼみを8、9つ実らせます。
土に中に植えてあるように見えますが、実際は土の表面にバルブが置いてあるだけで、ウッドチップやココナッツの殻を荒く砕いたもので倒れないよう、しっかりと固定されています。


ワシントン条約では、付属書Ⅰに取り上げられ絶滅危惧種と指定されているエスピリトゥ・サント。

今年はなかなか開花しないといわれていたので心配していましたが、例年通り、その美しいハトがAPROVACAに舞い降りてくれました。

スピリトゥ・サントを見ると、とても誇らしい気分になります。


約10ヶ月、ビビアナさん達の地道な努力と、花が咲いていない期間をずっと見てきたからこそ、白い蕾をみつけた時の感動もひとしおです。

パナマの国家にふさわしい、気高く美しい蘭、エスピリトゥ・サント。


まだ蕾も実らせていない株が大多数ですが、9月の下旬までが見頃のようなので、これからも気長に待ってみようと思います。


Ayu

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