JICA海外協力隊の世界日記

コンピュータと絵本

タクシー

 客待ちのタクシー。黄色と緑がタクシーカラーです。

 先日、タクシーに乗ったとき、日本では考えられないできごとがありました。夕方の帰宅ラッシュを過ぎたころでしたが、道はけっこう混んでいました。急にタクシーのスピードが落ちました。混んでるからノロノロ運転なのかな、と思ってたら、どんどん他の車に抜かれます。スピードはどんどん落ちます。どうしたんだ、と聞くと、どうもガソリンがないみたいだ、と言います。前方にガソリンスタンドが見えていました。

 あそこにスタンドがあるよ、と、私は言いましたが、そんなことは運転手も言われなくてもわかってます。あそこのスタンドまでは行けるよね、と私が言うと、ううん、とうなりながら、ハンドルを握ってる運転手でしたが、今にも止まりそうになりました。ええっ、これは車を押して行くしかないね、と私が叫んで、運転手がスタンドの前の歩道に車を乗り上げて、あともう一息、というところで、とうとう動かなくなりました。

 仕方ない、車を押そう、と思ったら、運転手がプラスチックケースを持って、スタンドに走って行きました。それで給油して事なきを得ましたが、スタンドが近くになかったら、と思うと冷や汗ものです。

 どうも、こちらの車は、ガソリンの残り具合がよくわからないみたいです。メーターはあってもその表示が正しくないみたいなんです。それとも、お金がなくて、ガソリンを少ししか入れないからなのか、道の真ん中でいきなりガス欠、ということがよくあるみたいです。とりあえず、今回は笑い話ですんで、よかったよかった。

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