ボールが繋ぐ日本とアフリカ ~Enjoy Football~(小池隊員は帰国しました。)

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小池 庸介
(大阪府)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
ケニア カカメガカウンティ カカメガ
一言メッセージ
「サッカーを通して、アフリカの教育に貢献する」この想いの下、生徒とボールを追いかける毎日です。

 

ケニアに体育は根付くのか?

2017.09.21

文化 活動

題名の通りである。
果たして、ケニアの学校で体育の授業は根付くのであろうか?
もうすぐ2年の任期を終えるが、この2年間この課題を考え続けてきた。

ケニアだけに限らないかもしれないが、少なくともここケニアでは体育を授業としてしっかりと行っている学校は少ない。行っているとしても、遊びの延長で生徒達が勝手に校庭でサッカーをして終わりというパターンが多い。

今思い返すと、日本の体育は凄かった。
しっかりとカリキュラムがあり、それぞれの授業に目的があり、体育専門の先生がどの学校にもおり、そんな環境で育った私からすると、ケニアで体育の授業が軽視されがちな状況には黙っていられないのである。

2年間を通し、体育の授業で色んな試みを行った。
マラソン、短距離走、体力測定、ドッチボール、バレーボール、ネットボール等々挙げればキリがない。

配属された当初は、体調悪いだの、足が痛いだの明らかな仮病を使い体育を休みたがる生徒が多かったのだが、今ではほとんどの生徒が積極的に笑顔で授業に参加してくれている。
教師冥利に尽きるとはこのことであろう。

只、課題は全く解決していない。
私が去った後も現地の先生が率先して体育の授業を行ってくれるのであろうか?
残念だが、おそらく行われないであろう。
同僚を巻き込むために色んな取り組みを行ってきたが、はっきり言って成功した2年間とは言えない。
現地の人を巻き込んで何かを行うという難しさを嫌と言うほど学んだ2年間であった。
けど、生徒の楽しそうな表情を見ていると何とかしてケニア国内でも体育が一つの授業として根付くことを願ってやまない。それがいつになるのか、10年後かもしれないし、30年後も変わってないかもしれない。
ただ、この国に少しでも関わった一人として今後も遠くから見守っていきたいと思う。
体育を通じて学べる事っていっぱいあると思うねんけどなあ。

ちなみにもうすぐ任地カカメガを後にするということで、友人のアーノルドが学校を訪れてくれた。
29歳同い年ということで中々気の合うナイスガイである。
体育の授業にも参加してくれて、生徒にとっても非常に楽しい1日になったに違いない。