タラワの宝

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工藤 成美
(北海道)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
環境教育
派遣国
大洋州
キリバス 南タラワ・バイリキ
一言メッセージ
キリバスの初代環境教育隊員です。道産子ですが、赤道直下の暑さに負けず活動していきます!

 

魔法の言葉「エーメーブ!」

2018.10.18

文化 活動

今日のトピックは、学校でのごみ問題啓発キャンペーンを通じて学んだキリバス語についてです。私の任地である南タラワは首都であり、キリバスでは最も多くの人口を有する島です。小学校の規模は、大きなところでは全校生徒1,000人ほどです。今回の私たちの学校訪問のような機会に、そのような大人数(しかもとても元気)が一度に集まるとどうなるでしょう?

【写真:大規模な小学校、その1。これでも児童は半分しか写っていません】

【写真:大規模な小学校、その2。マイクはあるものの、チームメンバーはみんな声がガラガラに・・・】

ご想像の通り、完全に収拾がつかなくなってしまいます。しかしながら、日頃から子どもたちと向き合っている先生たちは知っています。子どもたちの注意を引き、静かに話を聞いてもらう魔法の言葉を!

「E mabu!(エーメーブ!)」

先生が叫ぶと、子どもたちは「エーメーブ、エメブ!!!」と一斉にくり返し、口に人差し指を当てておしゃべりをやめます。「エーメーブ」とは静かに、という意味のキリバス語で、多くの学校の先生が同じテクニックを使って子どもたちのおしゃべりをやめさせていました。この他にも、先生が「1、2、3・・・」と数字をいい、その数の通りに子どもたちに拍手をしてもらい注意を引きつける方法や、手遊びを付けた歌を歌ってその最後に口に人差し指を当てる方法など、エネルギーあふれる大人数の子どもたちをコントロールするための様々な工夫を目にしました。やっぱり先生ってすごい!!!

【写真:学校によってはごみの分別、ぽい捨て禁止が進められているところもあります。これも先生方の工夫の一つです】

「エーメーブ!」の他にも、学校で使える表現を先生やチームのメンバーに教えてもらったので、いつか誰かの役に立つ日が来ることを願いつつ、ここに書き記しておきます。音声でお届けできないのが残念ですが、日本では耳にする機会がめったにないキリバス語の響きを、少しでも感じていただけると幸いです。

「Kam na bane ni mauri!」(カム ナ バーネ ニ マウリ!)

みなさん、こんにちは!

「Tai karongoa!」(タイ カロンゴア)

静かにしてね、音を立てないでね

「Ongora raoi!」(オンゴラー ローイ)

よく聞いてね

「Takataka raoi」(タカタカ ローイ)

ちゃんと座ってね

「Tera aei? 」(テラー アエイ?)

これは何だと思う?

「Tai mama」(タイ メーメー)

恥ずかしがらないで答えてね

「Tai korenakoa te maange」(タイ カレナコア テ メーンゲ) 

ごみをポイ捨てしないでね

「Kaokoroa te maange」(カオコロア テ メーンゲ)

ごみを分別してね

「Antai tabena te maage?」(アンタイ タベナ テ メーンゲ?)

ごみを片付ける(責任がある)のは誰?

「E kona ni mka/E aki kona ni mka」(エ コナー ニ ムカ/エ アキ コナー ニ ムカ)

(そのごみは)分解する/分解しない

(おわり)