JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ便り

地方卸売市場の建設が始まる

世界日記に投稿しはじめてから14回目になりますが、振り返ってみると、活動について触れたのは3回のみでした。そろそろ活動について書かないと「この人は本当にボランティア活動をしているの?」と思われそうなので、近況を報告します。

冒頭の写真はチョロテガ地方(グアナカステ県)の地方卸売市場の建設予定地ですが、先月 8月14日に建設会社との間で契約調印がなされ、9月から地方卸売市場の建設がやっとはじまりました。昨年7月に国際一般入札が発表されてから、落札までに実に1年余り要しています。これは市場に限ったことではなく、コスタリカの公共事業は、計画から実現までにかなりの年数がかかる傾向があります。

本年 5月にも、サンホセに近い、国を縦断するパンアメリカンハイウェイにかかる橋梁、通称 “プラチナ橋”の補強工事が、15カ月ぶりに完成し、やっと 6車線(片側 3車線)全線が開通したことが話題になったばかりです。

一方、民間、特に外資系企業は違います。この写真はグアナカステ県で初めて、本年7月にリベリア市にオープンしたばかりのスーパーマーケットWalmartです。毎日、すぐそばを通って通勤していますが、建設工事に着工したのが本年1月、それから僅か6カ月間で完成しました。 さすがに世界最大のスーパーマーケットだけあって、スピード感が全く違います。

ともあれ、待ちに待った地方卸売建設が始まったことを大変喜ばしく思います。私の業務である市場への生産者参加呼びかけによる出店候補者数は、全52区画に対して35団体まで増えています。私の任期は今年の12月までですが、完成予定の来年10月までの1年間、出店候補者を増やしていく作業が続きます。下の写真は工事が始まった様子です。

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