JICA海外協力隊の世界日記

まるタイ日記

スピーチ大会

日本語コンテスト南部大会の「スピーチ部門」が、隣県のプリンセス・オブ・ソンクラー大学で開催されました。今年で10年目を迎えたこの大会。今回は、南部地域の高校2年生11名(各校1名ずつ)が集結しました。ウィチェンマトゥ学校の生徒も、「ホームステイの経験」というテーマで参加しました。

印象に残ったスピーチは「心の隅に置いておくこと」と「お粥屋」です。
前者は、ずっと付き合っていた先輩(男子生徒)に彼氏ができた話。その先輩は、以前は女性が恋愛対象で、自分(女子生徒)と付き合っていたが、ある日たまたま男友達と顔が近づいた拍子に特別な感情が芽生え、それ以降は男性が恋愛対象になったとのこと。先輩の告白を聞き、自分は複雑な気持ちになった。友だちや好きな人が突然変わってしまうと、それを受け入れるのはなかなか難しい、という内容です。
後者は、実家のお粥屋に日本人観光客が全く来ないことを嘆いた生徒が、学校で習った日本語を使ってメニューやポスターを作り、呼び込みを図った。すると、ある日、店頭ポスターを見て、日本人家族が「ここにしようか」と店に入ってきてくれた。日本語のメニューで注文を取ったあと、お粥ができるまでの間、急いで教科書を開いて会話を復習し、勇気を出して日本語でお客さんに質問もした。自分の力で日本人客を店に呼ぶことができ、うれしかった、という内容です。
ほかにも、「成功者になるために」「双子の不思議なパワー」「現代のベビーシッター」などのトピックから、高校生のユニークな視点を知ることができ、おもしろかったです。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ